こんにちは、トシミズです。「トシミズLOG」を訪問していただきありがとうございます。
コロナ禍の中、バイクでツーリングする人がすごく増えていると車を運転しながら感じているのは私だけではないと思います。
シニアの世代の方たちの中にも、今までにバイクに乗ったことがないけれど、バイクに乗ってみたい!、バイクでツーリングしてみたい!と感じている人が少なくないのではないのではないでしょうか?
しかし、今更自動二輪の免許を取るのは、体力的に無理じゃないかとか、周りの目が気になるとか、果たして技術的に教習所で免許がとれるのかとか思って、教習所に行くことに躊躇している方もひょっとして多いのではないかとも思っています。
- バイクに乗ってみたいと思っているシニア
- バイクの免許が取れるかどうか不安に思っているシニア
- 原付のバイクは乗ったことはあるが、原付二種に乗りたいと思っているシニア
私は63歳、昨年の11月に、30年ぶりに自動車学校で自動二輪小型限定免許を取得しました。
YouTubeでは、私よりも高齢で大型バイクにのりバイクライフを満喫されている方や若い女性がバイクに乗って日本一周をしている姿を見ることができます。北海道や信州、四国、九州を風を感じながらツーリングできたら楽しいだろうな、ぜひやってみたいと思うようになったのがバイクの免許を取ろうと思ったきっかけです。
私が経験した自動車学校への入校手続き、費用、教習内容、どのバイクを購入するのか等について、お伝えしていきます。
この記事を通して、シニアの方がバイクの免許取得の実際がわかります。免許取得を考えておられる方の背中を押すことができればと思います。
「シニアでも、難しくない!」
私は、自動車教習所に入校し、「普通自動二輪免許小型限定」(原付二種)をとりました。
- 二輪免許の種類
原付 | 普通自動二輪 | 大型自動二輪 | ||
免許の種類 |
原付 |
普通自動二輪免許小型限定 | 普通自動二輪免許 | 大型自動二輪免許 |
普通自動二輪免許AT小型限定 |
普通自動二輪免許AT限定 |
大型自動二輪免許AT限定 |
||
排気量(cc) | ~50 | 50超~125 | 125超~400 | 400超~(無制限) |
運転可能年齢 | 16歳~ | 16歳~ | 16歳~ | 18歳~ |
私が普通自動二輪免許小型限定(原付二種)を選んだ理由は
- 以前から、自転車(ロードバイク)に乗って近場の色々なところを走っていたのですが、体力的に峠などの坂道はだんだんと辛くなってきていました。そのときに、信州のビーナスラインをバイクでツーリングするYouTube動画を見て、自分もバイクでツーリングしてみたいと思ったのがすべての始まりでした。
- ただ、大きなバイクは取り回しが大変そうだし、免許の取得も難しそう、ましてや年齢が年齢なので、できるだけ排気量が小さく取り回しも楽なバイクを探しました。
- 結局、原付二種のスクーターが自分にはあっていると考え、YAMAHAのNMAXか、HONDAのPCXというスクーターのどちらかにしようと決め、現在は、HONDAのPCXを注文し納車待ちです。
- 制限速度30kmなし
- 2段階右折の必要なし
PCX等のスクーターなら、クラッチ操作もありません。シニアにはおすすめです。
- 原付二種にはAT小型限定の免許もあり、スクーターやカブはAT小型限定免許で乗ることができます。自動車教習所に行くまでは,AT小型限定免許を取るつもりでいたのですが、教習所に行き担当者の話や実際の教習車を見ると小型限定(マニュアル)免許が取りたくなって、小型限定免許を取りました。
教習期間=36日間
- 自動車学校資料収集 10月12日
- 近くの自動車学校は2校あり、雰囲気はどうか、料金に差はあるのか等を調べるために両方の自動車学校を訪問しました。
- 自動車学校入校手続き 11月5日 普通自動二輪免許小型限定
- 事前に担当者に連絡をして、入校手続きを行いました。
- 教習 11月8日〜12月11日卒業検定
- 教習に1ヶ月ほどかかっていますが、週に2回ほども行けなかったためです。つめれば、半分程度の日数で卒業検定まで行けると思います。AT小型限定免許であれば、1週間程度で取得可能と思います。
- 免許書き換え 12月15日
- 自動車学校ごとに運転免許センターでの割当日が決まっているらしく、年休を取り書き換えた。
取得費用=79,200円
- 入学金等 71,000円 (他の自動車学校の料金を提示して交渉した結果です)
- 入学金、学科授業等、適性検査料、卒業検定料、技能教習料等
- 追加技能補習料 4,400円 (第1段階一本橋練習のため)
- 免許申請料 1,750円
- 免許書き換え印紙 2,050円
- 合計 79,200円
教習内容(小型限定)普通免許あり
- 技能教習(10時間)
- 技能第1段階 5時間(+1時間補習)
- 技能第2段階 5時間
- 技能教習内容
- 8の字・クランク・坂道発進・急停止・直線狭路台(一本橋)等
- シュミレーター(第2段階3時間)
- 学 科 (1時間)
- 卒業検定 1時間
- 検定コース(2種類の内の1コース)
- 教習車(HONDA CB125F)
むずかしかった「一本橋」(直線狭路台)
原付き(マニュアル)に就職後に乗っていた経験があるので、実技は簡単に通るだろうと甘く考えていました。
バイクの運転操作、安全確認、8の字やクランクなどスムースに教習が進みましたが、「一本橋」だけが、最後まで落ちずに通ることができずに第1段階でのまさかの補習。ただ、指導員さんは、「補習です」とは言わず、「一本橋が難しいようですが、どうしますか?」と判断をこちら側に求めます。費用がかかってくることと、2段階で一本橋が通れるようになる自信があるかどうかを確かめたかったのでしょう。自分としては、心配だったので補習をお願いしました。補習料金1時間4400円。
直線狭路台「一本橋」は、長さ15m、幅30cm、高さ5cmの緑線の台の上を落ちずに5秒以上かけて通るというものです。
「下を見ずに遠くを見る」「上半身を楽にして」…うまくいかずに落ちる。どうしたらできるのかをググり、Youtubeで検索し、動画を見まくる
- 一本橋にのるときにある程度スピードを出して乗る。
- 乗るまでは一本橋の真ん中あたりを見て、のってからは遠くを見る。
- ハンドルを小刻みに動かす。
- のってからクラッチを切る、止まりそうになったら半クラッチで。
補習で何とか一本橋はクリアできるようになりました。この一本橋は、若い人は少し練習するとできるようになるが、年齢が高くなるとしだいにできなくなるらしい…。しかし、やっぱり、どこにポイントを置くかでシニアでもできるようになると思います。Youtubeさまさまです。
小型限定の教習日程はきびしい?
小型限定は教習時間が少ないから、教習自体はやさしいかというとそんなに優しいとは思えません。バイクの排気量が小さく、車体も普通自動二輪よりも小さく軽くなっているのは確か。しかし、小型限定の技能第2段階は5時間、その内3時間はシュミレーターなので、バイクに乗るのは2時間、その内1時間は第2段階の見極めとなる、第1段階で検定コースをしっかり走ることができるようになる必要があります。
一本橋も、普通自動二輪の方がどっしりしていて、やさしいよ…とは指導員の言葉。確かに1段階でスクーターに乗る教習があったのですが、車体が軽くてふわふわ感があり、車体を挟むニーグリップもできずに不安定でした。
普通自動二輪の技能教習時間は、第1段階9時間、第2段階8時間と小型限定よりも時間的にはゆとりがあるのではないかと思いました。(技能レベルは高くはなるが…)
シニアに適したバイクとは
若いときから、自動二輪の免許を持ち、バイクライフを楽しんでおられるシニアにとっては、何の問題もなく大型の自動二輪を乗りこなすことができるのは当然でしょう。
しかし、初めてバイクに乗るシニアや原付きを少し乗った経験しかないシニアにとって、どんなバイクが適しているのかを考えると、
おすすめのバイクは!
- クラッチ操作がないスクーター
- 排気量は125ccまでの、原付二種
- 理由
- クラッチ操作がないため、運転に余裕ができる
- 原付二種は、原付とはちがって、時速60kmまでOK、2段階右折の必要なし
- 車体が軽い(中型や大型に比べて)、とりまわしが楽
- 維持費用が安い
- 燃費が良い
- 税金が安い
- 保険代が安い(ファミリー特約が使える)
- 車検がない
シニアでもバイクの免許を取ることは難しくない
シニアの方でバイクの免許を取ろうかどうか考えている方は、お近くの自動車学校にぜひ行ってみてください。最初の一歩が肝心です。
シニアの運動機能や認識機能など、これからはどんどん下がっていくことは自明の理ですが、十分な安全対策を取り、交通ルールを守って安全運転すれば、リスク以上の新しい世界が待っていることは確かです。
終わってみればの話になるかもしれませんが、自動車学校でバイクの免許を取る、教習を受けること自体も自分のできることが一つずつ増えていく感覚が持て、楽しいものです。
実際に原付二種のバイクに乗ってからですが、普通自動二輪(中型)の免許を取りに行くことも考えています。
まとめ
若い頃、原付(50cc)に少しだけ乗ったことがあるシニア(63歳)のわたしが、原付二種の免許を実際にとってみた体験・感想などをお伝えしました。
- シニアにとって、原付二種の免許取得は難しくない
- 教習期間は1ヶ月あれば十分
- 費用は、8万円程度
- 学科1時間・技能教習10時間・卒業検定
- バイクは原付二種がおすすめ、特にスクーター
コロナ禍の中、また半導体不足から、HONDAのPCXは納車が未定の状態です(泣)。暖かくなり、バイクでツーリングできることを楽しみにして、春を待ちたいと思っています。
PCXが納車されましたら、ブログの記事をアップしていきます。
よろしくお願いします。
ジェットヘルメットを購入しました。お気に入りです。「【シニアレビュー】ジェットヘルメットーKABUTO EXCEED(前編)」を作成しましたので、ぜひご覧ください。
PCX125でのツーリングのために購入して、愛用している、ヘルメットやバイクのオプション・装備品等の詳しくは下記のブログをぜひご覧ください。
また、初めてのツーリングブログは、「【トシミズ行ってみた!】PCX「敦賀半島一周」初ツーリング」です。こちらもぜひご覧ください。