楽天経済圏ユーザーなら誰もが気になる、新NISAで楽天ポイントが貯まる仕組み。しかし、わたしのように、なかなか全容がわからずにそのままになっている方も多いのではないでしょうか?
- 楽天NISAで楽天ポイントって、実際にどれくらい貯まるの?
- つみたてと一括で獲得できる楽天ポイントはどれだけ差があるの?
そんな疑問をズバリ解消します!
楽天NISAで楽天ポイントを獲得する3つの方法を詳しく解説し、さらに、楽天証券で実際に新NISA口座を開設し、毎月10万円(年間120万円)積み立てた場合や、成長投資枠に一括120万円投資した場合のポイント獲得シミュレーションをご紹介します。
わたしは、投資を始めて5年目になります。高配当株を中心にコツコツと資産運用を続け、4年間で200万円資産を増やしています。新NISAのスタートにあたり、今までの銘柄を整理し、今年1月から新たな体制で資産運用を再スタートしました。
新NISAについては、3つのポイントを中心に運用をしています。詳しくは、下のブログ記事をご覧ください。
楽天証券で口座を開設されている方や新NISAをスタートされた方にとっては、楽天証券での資産運用で楽天ポイントがどれだけ獲得できるのかはたいへん興味があることだと思います。わたしも、ほとんど楽天経済圏に住んでいる状態ですので、興味はあったのですが、◯◯%といわれても、自分の場合は…?という状態で実際には調べたり、計算したりはしていませんでした。
このブログでは、楽天NISAで資産運用することでどれぐらいの楽天ポイントを獲得できるのかがわかります。また、「つみたて」と「一括」投資では獲得する楽天ポイントは同じなのか、差があるのか、差があるとするとどちらが良い多く獲得できるのかがわかります。
最後までご覧いただき、あなたも楽天NISAでポイントを賢く活用して、資産運用をしていきましょう!
楽天ポイント3つの獲得方法
- 投信残高ポイントプログラム
- 楽天カードでの投信積立
- 楽天キャッシュ(電子マネー)決済
楽天NISAで資産運用をスタートする場合、以上の3つの方法で楽天ポイントを獲得することができます。
「投信残高ポイントプログラム」は、該当する投資信託を保有しているだけで保有残高に応じて、楽天ポイントを獲得できるというものです。投資信託をもっているだけで楽天ポイントをいただけるという何ともありがたいプログラムです。
「楽天カードでの投信積立」は、投資信託の積立時に楽天カードからの積立の場合は積立額に応じて楽天ポイントを獲得できるというものです。
投信残高ポイントプログラム
楽天証券では、2023年10月27日から「投信残高ポイントプログラム」を開始しました。このプログラムでは、楽天証券のNISA口座を含む各種口座で対象の投資信託を保有している場合、毎月ポイントが貯まります。
投資信託の対象商品およびポイント還元率(年率)
対象ファンド | ポイント還元率 |
楽天・オールカントリー株式 インデックス・ファンド | 0.017% |
楽天・S&P500 インデックス・ファンド | 0.028% |
楽天・先進国株式(除く日本) インデックス・ファンド | 0.033% |
楽天・日経225 インデックス・ファンド | 0.053% |
楽天・NASDAQ-100 インデックス・ファンド | 0.05% |
楽天・SOX インデックス・ファンド | 0.05% |
獲得ポイント計算方法
(月間平均保有金額×ポイント還元率)÷365日×月間日数 (小数点以下切り捨て)
*月間平均保有金額=日別の保有金額を1ヵ月分の累計にして、
その合計を計算月の実日数で割った金額
メリット
- 投資信託を保有するだけでポイントが貯まる
- ポイントは楽天市場や楽天Payなどで利用できる
- ポイントを投資信託の購入代金に充てることもできる
デメリット
- 対象の投資信託に限定される
- ポイント獲得には時間がかかる(翌々月末にポイントが進呈される)
楽天カードでの投信積立(クレカ積立)
楽天NISAで投資を始めるなら、楽天カードでの投信積立がおすすめです!
楽天カードで投信積立を行うと、積立金額に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは楽天市場での買い物や楽天ペイなどに利用できるほか、投資信託の購入代金に充てることもできます。
ポイント獲得条件
- 楽天証券のNISA口座をはじめとする各種口座で楽天カードを使って投信積立を行う
- 積立金額は毎月100円から5万円まで
ポイント獲得方法
- 毎月の積立金額に応じて、楽天ポイントが付与されます。
- ポイントは毎月末に付与され、翌月10日頃に口座に反映されます。
クレカ種別・年会費・ポイント還元率
楽天クレジットカード | 年会費 | ポイント還元率 |
楽天カード | 無料 | 0.5% |
楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75% |
楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1% |
*いったいどのクレカがポイント獲得に適しているのかは後述のシュミレーションで解説していきます。
楽天キャッシュ(電子マネー)決済
楽天NISAで投資を始めるなら、楽天キャッシュ決済がおすすめです!
楽天キャッシュで投信積立を行うと、購入代金のチャージ額に応じてポイントが貯まります。
ポイント獲得条件
- 楽天証券のNISA口座をはじめとする各種口座で楽天キャッシュを使って投信積立を行う
- 積立金額は毎月100円から5万円まで
- 楽天カードからのチャージが対象です。
ポイント獲得方法
- 楽天キャッシュで投信積立を行うと、購入代金のチャージ額に対して0.5%の楽天ポイントが付与されます。
- ポイントは毎月末に付与され、翌月10日頃に口座に反映されます。
メリット
- 楽天キャッシュでチャージすればポイントが貯まる
- 楽天カードからのチャージならポイント還元率が0.5%になる
デメリット
- 楽天キャッシュへのチャージが必要
- クレカ積立と同じでポイント還元率は0.5%
楽天ポイント獲得シュミレーション
実際に楽天NISA口座で資産運用を行う場合、毎月の楽天ポイント獲得状況と1年間での獲得合計ポイントがどうなるのかを調べてみました。
月10万円(年間120万円)投資する場合と、一括120万円投資する場合について調べてみました。投資金額は年間120万円で同じにしました。
つみたて投資枠で月10万円(年間120万円)投資する場合
NISA口座の「つみたて投資枠」は、年間120万円が限度額となっている。月10万円が積立額限度となっているが、楽天クレジットカード決済および楽天キャッシュ決済はそれぞれ月5万円が限度額となっているので、2つの方法を活用することで月10万円の積立が可能となる。
- 投資信託:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの場合
- 投信残高プロ還元率:0.017%
- 計算式:(月間平均保有金額×ポイント還元率)÷365日×月間日数
※小数点以下切り捨て - クレカ決済還元率:0.5%(楽天カード)
- 楽天キャッシュ決済還元率:0.5%
月 | 積立額 | 投信残高プロ 還元ポイント | クレカ決済 還元ポイント | 楽天キャッシュ 還元ポイント | 合計 |
1月 | 10万円 | 1 | 250 | 250 | 501 |
2月 | 10万円 | 2 | 250 | 250 | 502 |
3月 | 10万円 | 4 | 250 | 250 | 504 |
4月 | 10万円 | 5 | 250 | 250 | 505 |
5月 | 10万円 | 7 | 250 | 250 | 507 |
6月 | 10万円 | 8 | 250 | 250 | 508 |
7月 | 10万円 | 10 | 250 | 250 | 510 |
8月 | 10万円 | 11 | 250 | 250 | 511 |
9月 | 10万円 | 12 | 250 | 250 | 512 |
10月 | 10万円 | 14 | 250 | 250 | 514 |
11月 | 10万円 | 15 | 250 | 250 | 515 |
12月 | 10万円 | 17 | 250 | 250 | 517 |
合計 | 120万円 | 106 | 3,000 | 3000 | 6106 |
上の表からわかることは、投信残高ポイントプログラムによる楽天ポイントの獲得は、おまけ程度であり、それよりも、楽天クレジットカード決済と楽天キャッシュ決済による楽天ポイントの獲得が大きいことがわかります。1年間で何もしなくても、6106ポイント獲得はありがたいです。
- 楽天カード還元率:
- 0.5%(楽天カード)
- 0.75%(ゴールド)
- 1%(プレミアム)
- 楽天キャッシュチャージ還元率:0.5%(どのカードでも一律)
成長投資枠に一括120万円投資する場合
つぎに、同じく年間120万円を一括投資する場合の楽天ポイントの獲得を表にして調べてみました。
- 投資信託:楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの場合
- 投信残高プロ還元率:0.017%
- 計算式:(月間平均保有金額×ポイント還元率)÷365日×月間日数
※小数点以下切り捨て - クレカ決済還元率:一括投資の場合は、クレカ決済はできない
- 楽天キャッシュ決済還元率:一括投資の場合は、楽天キャッシュ決済はできない
月 | 積立額 | 投信残高プロ 還元ポイント | クレカ決済 還元ポイント | 楽天キャッシュ 還元ポイント | 合計 |
1月 | 120万円 | 17 | 0 | 0 | 17 |
2月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
3月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
4月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
5月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
6月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
7月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
8月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
9月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
10月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
11月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
12月 | 0 | 17 | 0 | 0 | 17 |
合計 | 120万円 | 204 | 0 | 0 | 204 |
一括投資のデメリットは、クレカ決済や楽天キャッシュ決済がつかえないことです。投信残高ポイントプログラムしか、楽天ポイントを獲得できないので、わずかなポイントしか獲得できないことがわかります。
しかし、その年の最初の月に一括して大きな金額を投資し、相場に長くいるという収益を伸ばすメリットがあると思います。
つみたて投資とは6000ポイント近くの差があるのですが、1年でその差がどれだけ縮まるのか、検証していきたいと思います。
「つみたて」するなら、楽天ゴールドカード!
わたしが持っている楽天クレジットカードは年会費無料の「楽天カード」です。年会費が無料なので、このカードを使っているのですが、投資信託の積立をクレジットカード決済する場合、それぞれのカードで楽天ポイン還元率がちがうので、積立を1年間それぞれのカードで行った場合と年会費を調べてみました。
積立額 | 楽天カード 還元率(0.5%) | Goldカード 還元率(0.75%) | プレミアムカード 還元率(1%) | |
1年 | 10万円 | 6000 | 9000 | 12000 |
年会費 | 0円 | 2200円 | 11000円 | |
獲得ポイント ー年会費 | +6000 | +6800 | +1000 |
年会費が無料なので、ごく普通の「楽天カード」を使用していましたが、楽天証券での投資信託の積み立てすることを考えたときには、年会費のことも考えても、楽天ゴールドカードが一番楽天ポイントを獲得できることがわかりました。この際に、楽天ゴールドカードへの変更も考えてみようと思います。
つみたて額が7万円以下の場合は、「楽天カード」
つみたて額が8万円以上の場合は、「楽天ゴールドカード」
国内・海外旅行によくいかれる方は「楽天プレミアムカード」
がおすすめです。
新規に楽天カードを作成する場合は、現在のところ、5000ポイントをプレゼントしてもらえるので、楽天ゴールドカードではなくて、通常の「楽天カード」を作成して5000ポイントをゲットしてから、楽天ゴールドカードに切り替えてもいいかなと思います。
年会費も無料で、5000ポイントプレゼントの「楽天カード」作成はこちらからできます。
楽天NISA・楽天ポイント Q&A
Q1. 楽天NISAってどんな制度?
A. 2023年からスタートした新しいNISA制度です。年間120万円までの投資が非課税になるだけでなく、投資で得た利益にも税金がかかりません。
Q2. 楽天NISAで楽天ポイントって貯まるの?
A. はい、貯まります!楽天NISAで投資信託を購入すると、以下の3つの方法で楽天ポイントを獲得できます。
- 投信残高ポイントプログラム: 対象の低コストファンドを保有するだけで、毎月ポイントが貯まります。
- 楽天カードでの投信積立: 楽天カードで投信積立を行うと、積立金額に応じてポイントが付与されます。
- 楽天キャッシュ決済: 楽天キャッシュで投信積立を行うと、チャージ額に応じてポイントが付与されます。
Q3. 楽天ポイントで何ができる?
A. 楽天ポイントは以下のことに利用できます。
- 楽天市場での買い物
- 楽天ペイでの支払い
- 楽天トラベルでの旅行予約
- 楽天証券での投資信託購入
まとめ
楽天証券での新NISAを含む資産運用で楽天ポイントを獲得することができます。わたしのように、楽天経済圏の近くで生活している者にとって、たいへん興味関心が高いことだと思います。
資産運用しながら、楽天ポイントを獲得するための方法が3つあります。以下の3つの方法でポイントを増やしていきましょう。
- 投信残高ポイントプログラム:
- 楽天証券で投資信託を保有することで、ポイントを獲得できます。
- 長期間保有することで、さらにポイントを増やすことができます。
- 実際に計算してみると、獲得ポイントはわずかですが、おまけ程度に考えましょう。
- 楽天カードでの投信積立:
- 毎月の積立額に応じてポイントが付与されます。
- 楽天カードを使って投資信託を積立すると、0.5%〜1%のポイントが獲得できます。
- 年間6000ポイント以上獲得できます。楽天ゴールドカードが年会費を考えると一番効率的です。一括投資には利用できません。
- 楽天キャッシュ決済:
- キャッシュ決済を利用して投資信託をつみたて購入すると、ポイントがもらえます。
- 決済額の0.5%がポイントとして獲得できます。
- 一括投資には利用できず、どのクレカでも0.5%還元率です。
楽天NISAを活用して、楽天ポイントを手に入れましょう!長期的な視点で投資を続けることで、さらなるポイントを獲得できるチャンスです。
新NISAがスタートした2024年1月の資産運用報告をブログにまとめています。ぜひチェックをお願いします。
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