前回の投稿(IC-7300MK2開封!5か月待った末の「まさかのトラブル」)では、

念願のニューマシンに電源を入れたものの、スピーカーから一切の音が聞こえないという絶望的なラストをお届けしました。

「まさか、5か月待って初期不良……?」

そんな嫌な予感が頭をよぎり、数日間は悶々とした時間を過ごしていました。

しかし、泣き寝入りする前に、まずは原因を徹底的に突き止めるのがアマチュア無線家の性。

今回は、その「沈黙の真相」と、驚きの結末をお話しします。

1. 静寂すぎる無線機の謎

安定化電源と接続

まずは現状確認です。アンテナを繋いでも、ゲインを上げても、スピーカーからは「サー」というノイズすら聞こえてきません。

ベランダに設置してあるアンテナを目視で確認しましたが、特に変わった様子はありませんでした。

ベランダに設置したアンテナ

となると、原因はさらに高い場所、アンテナに至るまでの同軸ケーブルしかありません。

2. 犯人は「屋根雪」の圧倒的なパワー

意を決して、大屋根に登ることにしました。

68歳の体に屋根の上はかなり危険で慎重な作業が要求されます。

かなり怖くて、体にも少々こたえますが、背に腹は代えられません。

雨樋に沿って這わせてある同軸ケーブルを、少しずつ手繰り寄せながら進んでいくと……。

「……あ、これだ!」

なんと、あるはずの場所でケーブルがプッツリと途切れていました。

ケーブルが抜け落ちたコネクター

(引っこ抜かれた同軸ケーブル。コネクターの根本から無惨に抜けています)

原因は、冬の間に積もった「屋根雪」でした。

雪が屋根を滑り落ちる際、同軸ケーブルを巻き込み、その巨大な重みがケーブルを両側から引き裂くように引っ張ったようです。その力に耐えきれず、コネクターの接続部が引っこ抜けてしまったというわけです。

(雪国の設置の難しさを痛感します)

初期不良ではなかったことに心底ホッとしつつも、自然の力の大きさを再確認しました。

3. この機に「5D-FB」へアップグレード!

原因が分かれば、あとは直すだけです。

これまでは細くて取り回しの良いケーブルを使っていましたが、せっかくのIC-7300MK2です。

この機会に低損失な「5D-FB」へと貼り直すことにしました。

さっそくAmazonで15mのケーブルを調達。

✨️確実な給電を支える信頼の品質

第一電波工業 ダイヤモンド 固定局用5D-FBケーブルセット 15m (5DF15MB)

片側脱着タイプなので、壁の隙間やエアコン配管の穴もスムーズに通過!面倒なコネクタ打ち直しから解放され、届いたその日に完璧な設営が完了します。低損失な5D-FBが、あなたの自慢のリグの出力をロスなくアンテナへ届け、遠くのDX局との交信を力強くサポートしてくれます。

アンテナ側のコネクターを付け替え、ここからは二度とトラブルが起きないよう「最強の防水処置」を施します。

蒸着テームとビニールテープで

(防水の要。蒸着テープとビニールテープの重装備です)

✨️接続部を「雨」から守る最後の砦

ニトムズ プロセルフ 自己融着 ブチルゴムテープ No.15

ベタつかず、伸ばして巻くだけで一体化する強力な防水力。経年劣化に強いブチルゴムが、過酷な屋外環境から大切なコネクタを数年にわたって守り抜きます。これ一巻で「浸水によるSWR悪化」という悪夢を未然に防ぎ、メンテナンスフリーな快適運用を実現。アマチュア無線の必須アイテムです。

まずは自己融着テープ(蒸着テープ)を念入りに、さらにその上からビニールテープをこれでもか!というほど、ぐるぐる巻きにしました。

そして、決死の思いで大屋根へ。雨樋に沿って慎重に配線を引き直します。

軒下のループ
軒下のループ

今度は雪で引っ張られないよう、ケーブルにループをつくり、両側から引っ張られても、コネクターに負荷がかからないようにしました。

少し見てくれが悪く、雨水がケーブルに沿って落ちてくる、コネクター部分がいつも濡れることも予想できるのですが、何しろ、屋根の上からの作業で怖くて、怖くて、これが精一杯です。

軒下になるので、落雪には影響なく、雪や雨にも直接は当たらないかと…雨樋の家側にしっかりと沿わせ、窓際の隙間ケーブルまで無事に引き込みを完了しました。

4. 30年の歳月がもたらした「鮮明な世界」

すべての接続を終え、祈るような気持ちで電源をON

その瞬間、これまでの静寂が嘘のように、7MHz帯の賑やかな交信がスピーカーから溢れ出しました!

7メガのバンドスコープ

(スコープいっぱいに広がる信号の山。これが見たかった!)

驚いたのは、その「音」の質です。

30年以上愛用してきたIC-706MK2と比較して、圧倒的にノイズが少なく、信号が鮮明に浮かび上がって聞こえます

まさに「静寂の中から声だけが届く」感覚。

デジタル技術の進化、そして30年という月日の経過の重みを、耳と目でしっかりと実感することができました。

5. 最後に

一時はどうなることかと思いましたが、トラブルのおかげでケーブルをアップグレードでき、結果として最高の受信環境を手に入れることができました

これでようやく、スタートラインに立てました。

次回はいよいよ、この素晴らしい感度を武器に、FT8などのデジタルモードに挑戦していきたいと思います!

✨️アイコム IC-7300MK2(HF/50MHz帯トランシーバー)

IC-7300MK2(100W)■液晶保護シート+CQオームオリジナルTOYパドルCW-T1プレゼント

進化したリアルタイム・スペクトラムスコープが、目に見えない電波の海を鮮やかに可視化します。旧モデルの良さを継承しつつ磨き上げられた受信性能で、ノイズの底に沈んでいたかすかな信号も確実にキャッチ。あなたのシャックの主役になる、所有欲を満たしてくれる一台です 。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

トシミズでした。


✨️詳しくは、次のブログで ⏬️

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【本日の資産運用チェック】2026/05/14(木)現在

★★「日経平均も本当にずいぶん上がったな~という感じです。7万円も射程に入ってきているように思えます。投資を始めたことろは、「24000円いった~!」とか言っていたのが、懐かしいです」😆👀★★