【4コマ漫画#082】ポート争奪戦の罠(FT8設定の第一歩!)~深堀りエッセイ~
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定年を機にアマチュア無線へ戻ってきた「カムバックハム」のトシミズです。
前回は形から入るタイプらしく、快適な「無線デスク環境」を整えて満足していましたが、いよいよ今回からが本番。
アマチュア無線の新しい世界「FT8」の設定に本格的に挑戦していきます。
しかし、待っていたのはデジタル化された現代の無線ならではの「手荒い洗礼」でした……。
4コマ漫画リプレイ & 心の声
1コマ目

- セリフ:
「無線機をPCでコントロールする、リモート運用を始めるじゃ!」 - (心の声):
「形から入るタイプとしては、まずはUSBケーブル1本でPCとIC-7300を繋いで、アイコムの純正ソフト『RS-BA1』を起動!よし、画面から無線機が動いたぞ。今のデジタル無線って本当にすごいなぁ。幸先が良いぞ!」
2コマ目

- セリフ:
「よしよし、これで世界中から無線機を操作できるのじゃ!」 - (心の声):
「PC画面越しに遠隔操作できるなんて、昔の無線じゃ考えられん進歩じゃ。これで完璧!次は交信データを自動で記録できるように、あのお馴染みのソフトも連動させちゃおうかねぇ」
3コマ目

- セリフ:
「ハムログもつないで…と。あれ?動かんぞ! ⚡争奪戦⚡(画面:Port Error; Out of Ports)」 - (心の声):
「えっ、なんで!?お馴染みの『Turbo HAMLOG』を立ち上げたら、さっきまで機嫌よく動いていたリモートソフトがブツッと切れてもうた……!冷や汗が止まらん。画面には『ポートエラー』って出とるが、一体ワシが何をしたっていうんじゃ~!」
4コマ目

- セリフ:
「PCのポートは同時じゃなきゃええんじゃ。必要な2つを選べば繋がるじゃ!」 - (心の声):
「調べてみたら、IC-7300がPCと通信できる出入り口(COMポート)は、仕様として同時に『2つ』しか使えないらしい。本命のFT8ソフト『WSJT-X』を動かすには……そうか、全部同時に立ち上げなきゃええんじゃ!使うものだけ選んで使い回せば万事解決じゃな。ホッと一安心じゃ!」
【4コマ漫画動画】
深掘りテーマ①:カムバック組を襲う「見えない出入り口」の壁
実は私、定年を機に昔楽しんでいたアマチュア無線に帰ってきた「カムバックハム」です 。
昔の無線といえば、マイクを繋いで喋るか、電鍵を叩いてモールス信号を送るのが主流でした。
だから「無線機とPCをUSBケーブルで繋いで、PCのソフトからコントロールする」ということ自体、カルチャーショックなわけです 。
今回は、便利なログ管理ソフト「ハムログ」と、純正リモートソフト「RS-BA1」を同時に連携させようとして見事に大失敗しました 。
トシミズの独り言
「さっきまで動いていたのに、別のソフトを開いた途端に全停止する」というのは、デジタルに不慣れなシニア世代にとって一番恐怖を感じる瞬間です。「壊してしまったんじゃないか」と、PCの画面を見つめたまましばらく頭を抱えてしまいました 。 原因が「目に見えない通信の出入り口(COMポート)の奪い合い」だと分かった時は、謎が解けた嬉しさと同時に、現代無線の仕組みの複雑さを痛感しました 。
深掘りテーマ②:知っておきたい「COMポート」あるあると解決の豆知識
アマチュア無線に限らず、PCと周辺機器を接続する際に避けて通れないのが「COMポート(シリアル通信ポート)」の問題です。
ここでは、同じようにデジタル設定で迷子になりがちな方へ向けて、ちょっとしたお役立ち知識をお届けします。
💡 なぜ「ポート争奪戦」が起きるのか?
PCのUSB端子はたくさんあっても、無線機(今回のIC-7300など)の内部で処理できる通信の「チャンネル(COMポート)」の数は仕様で決まっています(IC-7300は2つ) 。
一つの出入り口は、「1つのソフトが占有する」のが基本ルール。
そのため、以下の現象が発生します。
- あるある:
ソフトA(RS-BA1)がポートを開いている時に、ソフトB(ハムログ)が同じポートにアクセスすると、エラーを吐いてどちらかが切断される 。 - 絶望:
「RS-BA1」と「ハムログ」で2つのポートを使い切ると、本命のFT8ソフト「WSJT-X」に割り当てるポートが消滅する 。
🛠️ スッキリ解決するための豆知識
解決策は、漫画のオチにもある通り「同時に使わないソフトは閉じる」というシンプルな運用スタイルです 。
- FT8を運用するとき:
遠隔操作ソフト(RS-BA1)は一度終了し、「WSJT-X」と「ハムログ」の2つにポートを割り当てる 。 - 仮想COMポートソフトの活用(上級者向け):
どうしても全部同時に動かしたい場合は、PC内で1つのポートを疑似的に複数に分岐させる「VSPE」などの仮想COMポートエミュレーターソフトを導入する方法もあります。しかし、設定がさらに複雑になるため、まずは「使わないソフトは閉じる」から始めるのが一番確実で安全です!
まとめ
なんとか出入り口の仕組みを理解して、無事にFT8の定番ソフト「WSJT-X」をインストールし、IC-7300と繋ぐところまでは漕ぎ着けました 。
「これでいよいよFT8ができるぞ!」と喜んだのも束の間……。
この「WSJT-X」というソフト、いざ画面を開いてみると、今度は見たこともない設定項目が山ほど並んでいて、どこから手を付けたらいいのかサッパリ分かりません(笑) 。
ここからが本当の深い森のようです 。
というわけで、ここからは強力な助っ人(AI)にも知恵を借りつつ、一つずつ設定を紐解いていこうと思います 。
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