【IC-7300MK2で挑戦!デジタル無線⑥】FT8設定の第一歩!PC接続と「ポート争奪戦」の罠

こんにちは、トシミズです。
前回は、PCの前で無線機を快適に操るための「無線デスク環境」についてお話ししました。
形から入るタイプなので、まずはカタチを整えて満足していたのですが(笑)、いよいよ今回から本番です。
アマチュア無線の新しい世界、「FT8」の設定に本格的に挑戦していきます!
通常の交信であれば、無線機にマイクを繋いで喋るだけなので、そこまで難しくはありません。
しかし、FT8の場合は「無線機とPCを繋いで、PCのソフトから無線機をコントロールする」ことになります。
つまり、PCとうまく接続できていないと、1歩も前に進めないわけです。
これが、私のような素人カムバック組にとっては、なかなかの高い壁でした……。

■ まずは順調!RS-BA1で無線機を動かせた
実は私、定年を機に昔楽しんでいたアマチュア無線に帰ってきた「カムバックハム」です。
昔と違って、今の無線はデジタル化が進んでいて本当にビックリします。
IC-7300MK2はなんとPCをUSB-Cのケーブル1本つなぐだけで、接続が完了します。
とはいっても、あらかじめアイコムのサイトからIC-7300MK2の接続につかうUSBのドライバーをインストールしておく必要があります。
トシミズの場合は、ID-50のときにUSBのドライバーをインストール済みなのですんなりとIC-7300MK2と接続することができました。(※これがまちがいのもとでした)
そして、アイコムの純正リモートソフト「RS-BA1 Version 2」をPCにインストール。

このソフトがあれば、ネットに繋がったPCからIC-7300MK2をコントロールできます。
つまり、IC-7300MK2の無線機と離れた場所にいても、無線機をコントロールして交信ができるということです。
一番良いシチュエーションとしては、山の上にアンテナを立て、その直ぐ側に無線機を建物の中に設置して、ネットに繋ぐことです。
そうすれば、いつでも自宅からその無線機を操作して、山の上のアンテナから電波を出すことができるということです。
また、スタバでコーヒーを飲みながら、声を出さないCWやFT8で交信することもできるということです。
(このリモートソフトは有料ですが、本家のアイコムから購入するよりも、AmazonやCQオームさんから購入するほうがかなり安かったです。)
RS-BA1 Version 2の取説のとおりにIC-7300MK2の方でも設定していきます。
「本当に動くのかな?」
とドキドキしながら画面を操作すると……動きました!
PCの画面から無線機がちゃんとコントロールできています。
「よしよし、幸先が良いぞ」
と、この時はすっかり安心していました。
しかし、落とし穴はすぐ足元にあったのです。
✨️アイコム PC遠隔操作ソフト RS-BA1 Version2(どこでも無線運用セット)
RS-BA1 Version2 アイコム IP リモートコントロールソフトウェア
このソフトがあれば、エアコンの効いた快適なリビングや寝室のノートPCから、シャックにある無線機を完全に遠隔操作できます。重い腰を上げて寒い部屋に移動する必要はもうありません。家族との時間を大切にしながら、一番心地よい空間で大好きなアマチュア無線を思いっきり楽しめます。
■ 突然のトラブル!ハムログを立ち上げたら繋がらない!?

次に、アマチュア無線家でお馴染みのログ管理ソフト「ハムログ(Turbo HAMLOG)」とも連携させようと考えました。
交信データを自動で記録できたら便利ですからね。
ところが、ハムログを立ち上げて無線機と連携させたあと、さっきまで機嫌よく動いていたリモートソフト(RS-BA1)が、立ち上がってもまったくIC-7300MK2とつながらなくなってしまったのです。
「えっ、なんで!? さっきまで動いていたのに!」
原因が分からず、PCの画面を見つめたまま、しばらく頭を抱えてしまいました。
■ ポートは2つだけ?「ポート争奪戦」の結末
いろいろと調べてみて、ようやく原因が分かりました。
まず、大きな原因として、最新のUSBドライバーを使用していなかったことです。
なんとなく、つながって、なんとなくRS-BA1 Version 2のソフトが動いたのですが、デバイスマネージャーを見てみると、どうもおかしい?と思ったので、再度アイコムのサイトからUSBドライバーを再インストールしました。
そうすると、デバイスマネージャーのPCポートの項目が下の図のようになりました。

PCのポートのところにIC-7300MK2のポートが2つ表示されるようになりました。
そして、原因は「ポート(通信の出入り口)」の奪い合いでした。
専門的な話になりますが、IC-7300MK2がPCと通信するために使える出入り口(COMポート)は、仕様として「2つ」用意されています。
私は最初、1つの出入り口(COM3)を「RS-BA1」と「ハムログ」で両方でつかおうとしていたのです。
そこで、ハムログの方をCOM4を使うようにして、両方のソフトが使えるように何とかできました。
しかし、「待てよ……ということは、本命のFT8ソフト(WSJT-X)に使う出入り口が、もう残っていないじゃないか!」
と、またもやトラブルが…。
ですが、よーく考えてみたら、解決策はシンプルでした。
COMポートは、「これらを同時に使わなければ、使い回せるのではないか?」
と気づいたのです。
何もかも同時に立ち上げる必要はありません。
ハムログも無理にIC-7300MK2に直接繋ぐ必要性があまりなく、別のソフト経由でハムログにはつなぐことが可能なこともどこかできいたような気もしていました。
したがって、FT8をするときには、IC-7300MK2とつないでいるWSJT-Xが立ち上がっていれば、基本的には運用できるということです。
トシミズのPCデスク上にIC-7300MK2も自作PCもあるので、FT8をする際にも、RS-BA1 Version 2をつかってリモートする必要もありません。(だったら、最初からRS-BA1 Version 2はいらない…(笑))
その他のソフトはIC-7300MK2とつながっている必要がないものじゃないかとその時点では思っていました。
FT8をやるときは、使っていないソフトを使わないで、閉じればいいだけ。
それに気づいて、本当にホッとしました。
■ まとめ:次は「WSJT-X」の深い森へ
結局、トラブルを振り返ると、ややこしかったのが、FT8のことではなくて、RS-BA1 Version 2という、IC-7300MK2という無線機をリモートでつかうソフトの設定がややこしかったということです。
それがなければ、WSJT-Xをインストールし、無線機側の設定をFT8にすれば(IC-7300MK2にはプリセットにFT8があるので、それをオンにすればよいだけ)、なんなくPCと無線機がつながって運用の準備ができるということです。
トラブルには遭遇しましたが、自分の良い勉強にもなりました。
なんとか出入り口の仕組みを理解して、無事にFT8の定番ソフト「WSJT-X」をインストールし、IC-7300MK2と繋ぐところまでは漕ぎ着けました。

「これでいよいよFT8ができる!」
……と思ったら、このWSJT-Xというソフト、画面を開くと設定項目が山ほどあって、どこから手を付けたらいいのか分かりません(笑)。
ここからが本当の難関のようです。
というわけで、ここからは強力な助っ人(AI)にも相談しながら、一つずつ設定を紐解いていこうと思います。
次回、【WSJT-Xの設定編】へ続きます。
今頃、FT8でつまづいているド素人カムバックハムのトシミズですが、一歩ずつ進んでいきますので、同じようにFT8に挑戦しようとしている方は、ぜひ一緒にがんばりましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
トシミズでした。
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