今年の1月から、新NISAがスタートしました。すでに魅力的な資産運用として実際に資産運用をスタートされた方や、これから新NISAに取り組んでみようという方も多いのではないでしょうか。でも、本当のところ、資産が増えるのか、不安に感じて躊躇している方もおられると思います。
前回のブログで新NISAの3つのポイントに従って、わたしは、新しい体制で資産運用をスタートしました。新NISAに取り組んで1ヶ月の資産運用の報告をこのブログでお伝えします。
- 新NISAで実際にどれだけの資産が増えたのか?
- 新NISA以外の資産運用について知りたい。
- 実際の資産運用の方法を知りたい。
以上のような疑問がこのブログを最後まで読むことで解決します。
いきなりですが、上のグラフが新NISAを含む資産運用による資産の増加を表したものです。1ヶ月で50万円ほどの資産増がありました。ロケットスタートと言っても良いのではないでしょうか
今年の資産運用による資産増加目標額は、「120万円」(含み益+配当金)です。この目標は投資額の10%を遥かに超えるもので、無謀かなとも思っているのですが、今月だけで+50万円なので、あながち無理な数字ではないとも思います。もっとも、投資なのでリスクは当然あり、12月にマイナスになっている可能性もありますが…、できるだけリスクをおさえた資産運用を行っていきます。
このブログでは、私がどのように資産運用を行ったか、具体的な数字とグラフで詳しくお伝えします。また、2月の投資方針もお知らせします。
この記事を読むことで、次のようなメリットがあります。
- 新NISA・米国株・仮想通貨のそれぞれの特徴とメリット・デメリット
- 資産運用のためのアセットアロケーションの考え方と実践例
- 仮想通貨とNFTの最新動向と将来性
これらの情報や方法を使うことにより、あなたも少しでも資産を効率的に増やすことができるようになることを願っています。
1月の資産運用報告
資産全体像
資産配分(アセットアロケーション)
まず、資産の全体像を把握し、どんな金融資産にだいたいどれだけの資金を投入するのかの配分を考えています。資金をどこに移動すれば、資産全体が増加していくのか考えていきます。
生活に必要な現金としての預貯金を確保して、高配当株(単元未満株)とインデックスファンド(投資信託)そして、以前から投資している仮想通貨+NFTから構成しています。
前回のブログでの紹介しましたが、資産運用の中心はリスクをおさえた資産運用をすすめるための「高配当株+インデックスファンド」です。
預金から、新NISA「つみたて投資枠」のインデックスファンド積立資金と「成長投資枠」の高配当未満株資金を出していきます。しかし、預金は、20%以上は確保して行く予定です。
米国株式および仮想通貨関係はこれ以上の資金の投入予定は考えていません。現状のまま放置するイメージです。
アセットアロケーションとは?
アセットアロケーションとは、運用するお金をどんな金融資産にどのぐらいの割合で配分するかを決めることです。アセットアロケーションの重要性は、以下のように説明できます。
- リスクの分散:複数の異なる資産に投資することで、一つの資産が下落しても他の資産が損失を補うことができます。
- リターンの最大化:高リスクの資産と低リスクの資産を組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリターンを最大化することができます。
- 長期的な資産成長:市場の変動に柔軟に対応することで、長期的な資産成長を実現することができます。
- 心理的な安心感:リスクを管理することで、投資家はポートフォリオに対する不安を減らすことができます。
アセットアロケーションは、投資の成功に欠かせない考え方です。1 自分の投資目標やリスク許容度に合わせて、適切なアセットアロケーションを行いましょう。
資産増加(1月)
資産全体の増加グラフです。たいへん素晴らしい結果です。ほんとうに「ロケットスタート!」といってもよいのではないでしょうか。資産全体では、50万円弱の増加です。
好調だった原因は、大きく3つ考えれます。1つ目は、日本株式の大幅な上昇です。年初にはまだ、日経平均は3万3千円程度だったのが、1月末には、3万6千円と3千円も上昇しました。わたしが投資を始めたときには2万3千円程度だったので、1万円も上昇したことになります。上がりすぎて怖い感じもしますが…。新NISAの影響も少しはあるのでしょうか?
2つ目は、米国株の続伸です。半導体などの先端技術に関連する企業が牽引する形で、S&P500採用銘柄の約80%が市場予想を上回る好決算を発表しました。米国株は「高配当ETF」を以前から特定口座で保有しています。新NISAにあわせて、一旦売却しようかとも考えましたが、結構金額が大きかったので特定口座でそのままにして、配当金(分配金)を楽しみにすることにしました。
3つ目は、仮想通貨「ビットコイン」の価格上昇です。価格の上下がたいへん激しくリスクが高い資産ですが、年末からかなりの上昇を見せており、年末までに1.5倍くらいになると予想する人もいて、今後も続伸することを楽しみにしています。
新NISA口座では、「つみたて投資枠」では、インデックスファンド(投資信託)の積立を限度額[月10万円]で、「成長投資枠」では、インデックスファンド(投資信託)+高配当株(単元未満株)も限度額[年240万円]で運用する予定です。
1月末現在では、新NISA口座全体で、7万円程度、約5%の増加率です。素晴らしい伸び率だと思います。こつこつ積み立てていきます。
新NISA
ここからは、具体的にどんな銘柄を購入したのか、そして1月の運用状況をお伝えしていきます。
遅くなりましたが、資産運用を行っている証券会社は、『楽天証券』です。いろいろなブログやYouTubeでは、ネット証券は「楽天証券」?「SBI証券」?どちらがいいの?という話題が多く見られますが、わたしの場合は、ほとんど毎日の生活を楽天ペイで支払っている「楽天経済圏」の中で生活しているので、「楽天証券」を選んでいます。
正直言って、「楽天証券」と「SBI証券」のどちらが得なのかはよくわかっていません(笑)が、どのように楽天ポイント等を活かして楽天証券を利用しているかを次回等でのブログでお伝えしていきたいと思っています。
運用方針 3つのポイント
新NISAは「リスクをおさえた資産運用3つのポイント」で運用しています。
- インデックスファンド+高配当株
- 売らない!長期運用する
- 暴落に備える
詳しくは、前回のブログをご覧ください。
運用銘柄
[つみたて投資枠]
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド【月5万→年60万】
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド【月5万→年60万】
インデックスファンドでは、人気の高い全世界に投資する「オールカントリー」とアメリカの経済に投資する「S&P500」を選びました。eMAXIS SlimのオールカントリーとS&P500もあり、そちらのほうが人気が高いようですが、それほど、リターンに大きな差が出るとは思えないので、楽天のオールカントリーとS&P500にしました。
成長つみたて投資枠は、年間120万円、月額10万円までの積立が可能です。楽天カードから5万円、楽天キャッシュから5万円の積み立てです。このまま、できるだけの長期運用(10年程度)をします。
[成長投資枠]
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド【一括60万円】
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド【一括60万円】
- 高配当株(かぶミニ:単元未満株取引)【120万円まで】
つみたて投資枠は「投資信託」が対象ですが、成長投資枠は個別株・投資信託・ETF(上場投資信託)が対象となっています。
成長投資枠は、年間240万円です。インデックスファンドで半分の120万円、残り半分の120万円をより安定的にリターンを得ることができる「高配当株」を購入していきます。
「高配当株」は個別株を購入することになるのですが、リスクをおさえるために、時間的にも銘柄的にも分散投資をするために、より多くの銘柄を購入します。そのため、楽天証券の「かぶミニ」(単元未満株取引)を利用して、株価が下がっているときに少しずつ(1万円程度)高配当株を購入しています。
高配当株として保有しているのは、
- 日本たばこ産業
- 武田薬品
- アステラス製薬
- いすゞ自動車
- ホンダ技研
- 三菱商事
- 三菱UFJフィナンシャルG
- 三井住友フィナンシャルG
- 三菱HCキャピタル
- ソフトバンク
以上の10銘柄です。ソフトバンクだけは、以前から保有していて特定口座で保有しています。今のところ、配当金は合計で年額7000円程度です。さらに2~3銘柄増やして、各銘柄の株価が下がったところで1万円程度の買い増しをしていく予定です。
運用状況
インデックスファンドの1月の評価損益は上のグラフのようになっています。全体としては、投資額の10%を超えているので、順調すぎる伸びだと感じています。アメリカ株が好調であることが一番の理由でしょう。
投信成長:成長投資枠=楽天オルカン+楽天S&P500で120万円
投信積立:つみたて投資枠=楽天オルカン+楽天S&P500で10万円
旧NISA:昨年までのNISA枠=楽天全米+eMAXIS Slimオルカン+S&P500で45万円
投資額に差があるので、伸び率にも当然差がでてくるのですが、「できるだけ一括投資して、長く相場にいる」ことが一番リターンが大きくなるとは思うのですが、同じ銘柄のつみたて投資枠の楽天オルカン+楽天S&P500(黄線)が年末までにどれだけ成長投資枠の楽天オルカン+楽天S&P500(赤線)に近づくのか楽しみです。
特定口座および旧NISA
特定口座
国内高配当株(1銘柄)
ソフトバンク
-
- 株数:500株
- 評価損益:+32万円
- 配当利回り:4.4%程度
- 配当金:年43,000円程度
新NISAにあわせて、一旦売却して、買い直すことも考えましたが、株価がかなり高くなっていたので、買い直して含み損をかかえるのもいやなので、そのまま保有することにしました。
米国高配当ETF(7銘柄)
- シェアーズ コア米国高配当株 ETF(HDV)
- iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF(HYG)
- iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF(LQD)
- グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)
- SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)
- バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
- バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)
米国高配当ETFも以前から、特定口座で保有していました。投資額から考えて、新NISAでは運用できないと判断したので、特定口座のままで運用しています。
- 株数(合計):400株弱
- 評価損益:+60万円程度
- 配当利回り(全体で):4%~5%
- 配当金:年200,000円程度
ETFは「上場投資信託」の略で、簡単に言えば、株式のように証券取引所で売買できる投資信託です。
- 個別株よりも手軽に分散投資できる ETFは、日経平均株価やTOPIXなど、特定の指数に連動するように運用されています。そのため、1つのETFを購入するだけで、複数の個別株に投資していることになります。
- 株式のようにリアルタイムで取引できる ETFは証券取引所に上場しているので、株式と同じようにリアルタイムで売買できます。
- 信託報酬が安い ETFは一般的に投資信託よりも信託報酬が安いため、コストを抑えられます。
米国高配当ETFをはじめ、日本株、米国個別株、さらに仮想通貨のマーケットまでが1つのアプリで見ることができます。無料で簡単に登録でき、気になる銘柄をお気に入りに取り込んでいつでもすぐにチェックすることができるすぐれものです。よろしかったら、インストールしてみてください。
moomoo証券旧NISA
昨年はほとんどNISAを活用していませんでした。しかし、旧NISA枠で購入したものは新NISAとは別枠として、5年間は使用できることがわかって、年末に慌てて、インデックスファンドと米国高配当株(個別株)を購入しました。買い増しはできないので、5年間放置して収益と配当金をいただきます。
インデックスファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3銘柄、あわせて6.5万円ほどの含み益です。
米国高配当株
- コカ・コーラ(KO)
- アルトリア・グループ(MO)
- AT&T(T)
3銘柄、あわせて3万円ほどの含み益、年2.8万円ほどの配当金です。
仮想通貨・NFT
仮想通貨
保有している仮想通貨
- ビットコイン
- イーサ
- マチック
- バイナンスコインなど
数種類の仮想通貨を保有していますが、中心は「ビットコイン」で、毎月積立をしています。他の仮想通貨は、NFTの購入に関わっての購入で、多くを保有しようとは思っていません。
2024年はビットコインの半減期にあたり、また、仮想通貨が金融市場に認められてきたこともあって、大幅な上昇をみせています。
2024年1月末のビットコイン価格は、約670万円。2024年1月は、年始から上昇基調にあり、1月12日には711万円まで上昇しました。しかし、その後は反落し、1月24日には572万円まで下落しました。その後は再び上昇し、1月末は669万円で終えています。
今後も、月1万円のビットコインの積立を継続します。次に価格が下落したときにはスポット買いを検討します。現状では、30万円ほどのリターンが出ていますが、1ビットコイン:1000万円に到達した時点で、利確(利益確定の売り)をする予定です。
ビットコイン以外の仮想通貨は小額なのでそのまま保有します。
NFT
NFT(非代替性トークン)としては、PFP(プロフィールピクチャー)をいくつか保有しています。コピーができないデジタル画像といえばよいのでしょうか。世界で唯一の画像になり、NFTのマーケットで売買できます。
私は保有しているのは、上の図のPFPです。たいへん安く手に入れました。詳しくは次のブログをご覧ください。
ただ、現在NFTは下落傾向が続いています。ほとんど、ただ同然で手に入れたものばかりなので、特に気にすることもなく、今後も保有を続けます。
NFTって何?
NFTとは「非代替性トークン」の略で、ブロックチェーン上で管理されるデジタル資産の所有者や取引履歴の管理/追跡を可能にするトークンです。NFTは暗号通貨とは異なり、代わりに識別子を持つため、デジタルデータが唯一無二になります。NFTによってデジタルデータには資産価値が見いだされ、それに伴ってクリエイターに利益が還元される仕組みができました。NFTはデジタルアートやゲーム、音楽、ツイートなどのコンテンツに適用されています2。
仮想通貨やNFTの詳細については、次のブログをご覧ください。
1月の投資活動まとめ
新NISAにあわせて、新しく投資体制を整えた
- 特定口座では、国内高配当株(ソフトバンク)・米国ETFだけを残し、個別株・高配当株をすべて売却
- 新NISA口座でのインデックスファンドでの運用スタート
- 新NISA口座での高配当未満株を株価が安いものから順次購入
- 特定口座
- 高配当個別株(ソフトバンク)
- 米国高配当ETF
- 旧NISA
- インデックスファンド+米国高配当株
- 新NISA
- つみたて投資枠:インデックスファンド
- 成長投資枠:インデックスファンド+国内高配当未満株
2月の投資方針
1月に投資体制を整え、新NISAをスタートさせたので、そのままインデックスファンドの積み立てを継続する
成長投資枠の高配当未満株は新たな銘柄は購入せず、保有する銘柄の株価を毎日チェックしながら、株価が下がったときに買い増しをする。また、保有する高配当未満株の銘柄について、株価が急落したり、配当金が減配されるようなことがないかチェックする。
資産チェックシートをGoogleスプレッドシートで作成し、楽天から毎日の保有資産データをダウンロードし、インポートしているが、その資産チェックシートの改善を図る。
まとめ
1月の資産運用結果
- 1ヶ月で50万円の資産増加
- 好調だった原因:日本株式の大幅上昇、米国株の続伸、ビットコイン価格上昇
- 新NISA口座:7万円、約5%の増加率
運用方針
- インデックスファンド+高配当株
- 売らない!長期運用する
- 暴落に備える
1月の運用状況
- インデックスファンド:投資額の10%超の伸び
- 高配当未満株:10銘柄保有、年額7000円程度の配当金
- 特定口座:国内高配当株(ソフトバンク)、米国高配当ETF、年額243,000円程度の配当金
- 旧NISA:インデックスファンド、米国高配当株、投資額の9%超の伸び
2月の投資方針
- インデックスファンドの積み立て継続
- 高配当未満株の買い増しは株価下落時にのみ
- 保有銘柄のチェック
- 資産チェックシートの改善
毎月、1回は必ず資産運用報告と今後の運用方針をブログでお伝えしていきます。ぜひ、チェックをお願いします。
また、各種リンクをまとめています。そちらもぜひチェックをお願いします。
資産運用や投資全般についての無料で受講できるオンライン動画講座もあります。よかったら、受講してみてはいかがでしょうか?
無料オンライン動画講座資産運用は自己責任で行うことを忘れずに、リスクを理解した上で投資を行うようにしましょう。
★★このブログ記事は情報提供のみを目的としており、投資に関するアドバイスではありません。投資に関する決定は自己責任で行うようにしてください★★