アメリカの大統領選挙で次期大統領にトランブ氏が選出されました。選挙結果がどちらになるにしろ、少なからず混乱する状況も予想される中、思ったよりすんなりと選挙結果が受け入れられたという印象です。選挙後の混乱が回避されたことも、その後の株価の上昇につながったのではないでしょうか。例年のアノマリー通りの株価が上昇する11月となりました。
11月の初旬は収益は一旦下がりましたが、その後は素晴らしい上昇でした。一旦は月別の収益が今年2月の+1,006,790円をこえ、今年の最高益となりました。しかし、その後は下落して+695,478円となりました。それでも、2月、10月につぐ、今年3番目の高収益です。
日本株はそれほどでもなかったのですが、米国株と仮想通貨の上昇がこの高収益につながった大きな理由です。特に仮想通貨のビットコインはあっという間に、1ビットコインが1500万円に届くレベルにまで上昇しました。日本株が上昇下降を繰り返して横ヨコに推移している状況を仮想通貨の上昇で穴埋めすることになりました。穴埋めどころか、それ以上の資産の増加を生み出しています。
11月の資産運用の報告をこのブログでお伝えします。また、どの資産が大きく収益を伸ばしたのか、何が大きく上昇しているのか、下落しているのかがわかるようにランキング形式にまとめてみました。また、配当金の状況もまとめてみました。
- 何が大きく伸びているの?
- 新NISAの収益はどうなったのか?
- 自分以外の人はどのような資産運用をしているのだろう?
- インデックスファンドの収益は?
- 配当金はどれぐらいもらえているの?
以上のような疑問に答えていきます。
さて、1月から11月までと11月だけの資産運用全体の結果は以下のグラフになりました。11月の急上昇で夏場の下落をすべて回復して、さらに急上昇していることがよくわかります。月末は下がりましたが…。
11月の資産増加が一瞬だけでしたが、2月の1,006,790円をこえました。今年2回目の+100万円オーバーかと喜びましたが、その後は下落し、11月は70万円弱となりました。1月からの資産増加は合計+3,187,297円となりました。素晴らしい!
1月から10月までの月別の資産増加は上の表のようになります。「夏枯れ」状態の7,8月のあとの上昇がよくわかります。夏場の下落以降、順調に…というかかなりのペースで回復上昇しているのがよくわかります。来年のアメリカのトランブ大統領就任が今後どのように影響してくるかは未知数ですが、年末まで日本株も米国株も株価は上がっていくものと楽観視しています。
11月の資産運用報告
11月の利益率ランキング
利益率 ランキング | アセットクラス (分類) | 利益率 | 含み益 |
🥇1位→ | 仮想通貨 | 105.28% | 1,322,327円 |
🥈2位→ | 投資信託(旧NISA) | 32.02% | 151,959円 |
🥉3位→ | 投資信託(新NISA成長枠) | 30.90% | 370,798円 |
4位→ | 米国株式(高配当) | 20.33% | 887,186円 |
5位→ | 投資信託(新NISAつみたて枠) | 12.35% | 135,846円 |
6位→ | 国内株式(高配当) | 11.69% | 102,883円 |
7位→ | 高配当未満株(新NISA成長枠) | 6.12% | 61,261円 |
8位→ | NFT | -13.20% | -42,327円 |
11月の利益率ランキングは、10月とまったく同じとなりました。仮想通貨は独走状態!利益率が100%をこえました。1月は1,155,993円だった資産が11月には2,578,320円となり、倍以上に増えています。トランプ大統領は仮想通貨に対して積極的に使っていこうという姿勢を見せているので、今後も大きく伸びることを予想している人が多いようです。NFTは相変わらずの最下位8位ですが、仮想通貨のイーサリアムもビットコインと同じように伸びてきており、利益率は少しずつ持ち直してきています。
11月の利益率ランキングですが、今年1月1日からの通算の利益率で11月30日現在でのランキングで、利益率には配当金も含んでいます。
1月~11月の配当金(米国)
№ | シンボル・銘柄 | 1月~11月配当金 |
1→ | QYLD グローバルX NASDAQ100カバード・コール ETF | 36,998円 |
2→ | HYG iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF | 21,957円 |
3→ | LQD iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF | 16,529円 |
4→ | MO アルトリア・グループ(個別株) | 13,684円 |
5↑ | T AT&T(個別株) | 12,593円 |
6↓ | SPYD SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF | 11,451円 |
7↓ | HDV iシェアーズ コア米国高配当株 ETF | 10,390円 |
8→ | VYM バンガード・米国高配当株式ETF | 8,633円 |
9→ | VIG バンガード・米国増配株式ETF | 6,383円 |
10→ | KO コカ・コーラ(個別株) | 4,718円 |
合 計 | 143,336円 |
米国株はほとんどが、市場でリアルタイムで売買ができる上場投資信託(ETF)です。「MO アルトリア・グループ」、「KO コカ・コーラ」、「T AT&T」の3つの銘柄だけが高配当の個別株です。
やはり、ほとんど毎月の配当金(分配金)がある「QYLD」が圧倒的に多い金額になっています。配当金(分配金)は証券口座の外貨預り金にドルで入金されるようにしています。日本円で表示していますが、11月末の為替の状況での価格です。
来月12月にはほとんどのETFからの分配金が入る予定です。楽しみです。ただ、予想していたよりも少ないように感じています。円高の影響?
1月~11月の配当金(国内)
証券コード | 銘 柄 | 1月~10月配当金 |
2914 | 日本たばこ産業 | 1,746円 |
4502 | 武田薬品工業 | 940円 |
5201 | AGC | 1,155円 |
7202 | いすゞ自動車 | 3,681円 |
7267 | 本田技研工業 | 1,209円 |
8001 | 伊藤忠商事 | 960円 |
8053 | 住友商事 | 1,000円 |
8058 | 三菱商事 | 805円 |
8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 1,066円 |
8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 1,620円 |
9104 | 商船三井 | 6,190円 |
9432 | 日本電信電話 | 2,600円 |
9434 | ソフトバンク | 17,133円 |
合 計 | 40,105円 |
11月の資産配分(アセットアロケーション)
大きな資産配分の変化はありません。仮想通貨の上昇に伴って仮想通貨の割合が増加しています。国内株式(高配当)よりも多くなりました。仮想通貨は大きく上昇しても、ビットコインの積立(月1万円)だけを淡々と継続しています。
投資信託のアクティブファンド「楽天日本株4.3倍ブル」は、売るタイミングを見計らっているのですが、なかなか売れません。マイナスが消えたらおとなしく静かにひっそりと売っていきます。
11月の新NISA評価損益
新NISAの収益は、夏場の下落をほとんど取り戻しました。一時、最高益を更新するかというところまで上昇しましたが、その後は横ヨコ状態です。積立投資枠の積立も12月のあと1回10万円分のみとなりました。国内の高配当未満株は順次枠内目いっぱいまで購入してきましたが、投資信託は年初に一括で購入し、積立を設定するだけであとは何もしていません。何もせずにこれだけの収益があるというのはなんとも素晴らしいことだと感じています。
新NISAの投資信託(インデックスファンド)は、淡々と積立を継続するのみで放置状態を継続です。「長期・分散・低コスト」を合言葉に、狼狽売りに動かず、しっかり見守っていきましょう。
上のグラフは、投資信託(インデックスファンド)の11月末までの評価損益のグラフです。
赤色:新NISA成長投資枠のオルカンとS&P500合わせて120万円一括投資
青色:旧NISAのインデックスファンド合わせて45万円一括投資
黄色:新NISA積立投資枠のオルカンとS&P500合わせて月10万円積立(合計110万円)
このグラフからわかることは、相場が全体として上昇局面にある場合は
・投資信託(インデックスファンド)は積立(120万円)よりも一括(120万円)のほうが20万円ほど収益が多い
・投資信託(インデックスファンド)一括(45万円)と積立(120万円)の収益が同じぐらいか、一括(45万円)のほうが収益が多い
結局、当たり前といえば当たり前ですが、上昇相場においては、投資信託(インデックスファンド)はできるだけ早く一括投資することが収益を伸ばすことにつながるということがわかります。逆に下落または横ヨコの相場では、積立のほうが良いのではないかと思います。
相場なんてどうなるのかを読むことは無理だと思うので、ここは可能な限り一括投資を行うほうが良いかと思います。ただ、それだけの経済的な余力があるのかどうかが一番の問題です。
以上のことをもとに、来年の投資方針を考えていきます。
11月新NISAの評価損益内訳は
つみたて投資枠:楽天オルカン(55万積立)
→605,279円[+55,279円]
楽天S&P500(55万積立)
→630,567円[+80,567円]
成長投資枠 :楽天オルカン(一括60万)
→762,747円[+162,747円]
楽天S&P500(一括60万)
→808,051円[+208,051円]
高配当未満株(12銘柄=取得額1,101,566円)
→¥1,132,289円[+30,723円]
合 計 = +537,367円(前月比+10,391円)
*高配当未満株については、配当金を入れても、収益率が6%台となっています。今年の投資信託の利益率は30%もあり、それと比べると随分低く感じます。配当金は結局、買い増しに使っている状況を考えると、投資信託の方が収益は増えると考えます。来年度はその方向で進めていこうと思います。
高配当株のポートフォリオ(国内)は
- 新NISAの成長枠はインデックスファンドの120万円と合わせて今年の枠は使い切っているので、このまま放置です。
11月の仮想通貨・NFTの評価損益
仮想通貨は、ビットコインの急上昇にともなって、イーサリアムやその他のアルトコインが上昇を続けています。ビットコインは1ビットコインが1500万円前後まで上昇し、利益率は105%をこえました。トランプ大統領就任で仮想通貨には追い風が吹く状況かと思います。このまま、ビットコインの積立を継続していきます。
年初は、1ビットコインが6,294,468円でした。ここ1ヶ月で倍以上の値上がりです。ただ、振り幅がとてつもなく大きい仮想通貨ですので、あまり期待せずにホールドしていきます。
ビットコインのつみたてについては、下のブログを参考にしてください
11月の資産運用まとめ
新NISAの収益は7,8月の暴落からのほぼ復活ができたような感じです。しかし、資産全体としては、仮想通貨の急上昇により収益が大きく伸びました。11月も今までと同じく、資産運用で何もしていません。毎日の資産運用チェックをしているだけです。ただ、大金を資産運用しているというリスクをとっているからこその大幅な含み益の増収となっていると思っています。
火遊びで購入したアクティブファンド「楽天日本株4.3倍ブル」については、まだ売却できていません。いかに高値づかみをしたかということがよくわかります。今年中に売却できればいい…と思っています。
11月の資産運用
- 新NISA口座でのインデックスファンドのつみたて継続(月10万円)
- ビットコインのつみたて継続(月1万円)
12月の資産運用方針
今年もあと少しとなりました。年末に向けての株価上昇を楽しみにしていますが、来年度の新NISA枠の投資準備を始めます。
今年の収益率を見てみると、仮想通貨の100%以上は別にして、投資信託(インデックスファンド)が30%前後もありました。それに比べて、高配当株は配当金をあわせても、20%未満となっています。あくまでも、今年は相場が上昇局面であったことが大前提ですが、高配当株から投資信託(インデックスファンド)それも定番のオルカン、S&P500に移行しようと考えます。
その投資信託(インデックスファンド)の投資方法もできる範囲で積立よりも一括の方が良いという結果でした。あくまでも相場が上昇局面での話ですが…。
投資信託(インデックスファンド)のNISA枠での一括購入をしようと思っても、その資金が…ということになり、12月中旬までに特定口座の保有株式、ETF等を売却して資金を調達していきます。
現在、特定口座で保有しているのは、国内高配当株(ソフトバンク)と米国高配当ETFです。かなりの高配当でもったいないようなきもするのですが、無税のNISA枠での運用に切り替えていきたいと思います。
12月の資産運用方針
- 来年の資産運用計画を確定する
- 特定口座で保有する米国高配当ETFを売却する
- アクティブファンドが+になれば売却する
- 新NISA口座でのインデックスファンドのつみたて継続(月10万円)
- ビットコインのつみたて継続(月1万円)