【脳のバグ?】コンビニの10円は許せないのに、10万円のカメラが安く見えるのはなぜ?
こんにちは、トシミズです。
スーパーやコンビニでお惣菜やおにぎりを買うとき、
「あ、先週より20円値上がりしてる…」
と棚に戻した経験はありませんか?
その一方で、趣味のカメラレンズや無線機が「10万円」と書かれていると、
「えっ、この性能で10万? 安い! 実質タダみたいなもんだ」
と即決してしまう。
冷静に考えれば、コンビニの20円を5000回我慢してやっと10万円です。
金銭感覚がおかしくなってしまったのでしょうか?
実はこれ、心理学的にも説明がつく「脳の正常な反応」なのです。
今回は、私たち趣味人が陥りがちな(そして救いでもある)
お金の不思議な心理メカニズムについて調べてみたのでお伝えします。

(10円の重みと10万円の軽さ)
心の中には「複数の財布」がある
行動経済学には、
「メンタル・アカウンティング(心の家計簿)」
という言葉があります。
私たちは無意識のうちに、
お金を使用用途ごとの「心の口座」に分けて管理しています。
- 「生活費」の口座: コンビニやスーパーでの買い物。
ここは「節約すべきコスト」と認識されるため、数十円の値上げにも脳が「痛み」を感じ、厳しくジャッジします。 - 「趣味・娯楽」の口座: カメラや車、旅行など。
ここは「心の満足を得るための投資」と認識されるため、生活費とは全く別の財布として処理され、紐がゆるゆるになります。
つまり、コンビニで節約している自分と、
カメラ店で散財する自分は、脳内で「担当部署が違う」のです。
だから矛盾していても不思議ではありません。
金額が大きくなると感覚が麻痺する
もう一つの理由は、
「感応度低減性(ウェーバー・フェヒナーの法則)」
と呼ばれるものです。
人は価格の「差額」ではなく「比率」で物事を判断してしまう癖があります。
- 150円のおにぎりが180円になる: 「20%も値上げ!?」と感じて許せません。
- 10万円のカメラが10万3000円になる: 「3%の差? 誤差みたいなもんでしょ」と感じてしまいます。
さらに、カメラやレンズの世界には「30万円」「50万円」、
果ては「100万円」というフラッグシップ機(アンカー)が存在します。
それらを見慣れていると、10万円のエントリー~ミドル機が
「相対的にバーゲンセール」
に見えてくるのです。
これが「沼」の入り口です。
最も危険な罠は「車のオプション」
この心理効果が最大級に発揮されるのが、車の購入時です。
私もスバルの車に乗っていますが、
車を買うときは金銭感覚のタガが外れやすい瞬間です。
車両本体価格という数百万円の「親亀」を前にすると、
5万円のフロアマットや10万円のコーティングといった
「小亀」が、ほんの端数に見えてしまいます。
さらに営業マンからの
「今工場で注文しないと、後付けできませんよ」
というキラーフレーズ。
そして、ローンを組む場合の
「月々の支払いにすると、プラス数百円です」
という魔法の言葉。
こうして私たちは、コンビニコーヒー1杯分の感覚で、
数万円のオプション契約書にハンコを押してしまうのです。
結論:それは「価値観のメリハリ」です
「自分は金銭感覚がバグっているのではないか?」
と心配する必要はありません。
このギャップは、
「自分にとって何が重要か」
の優先順位がはっきりしている証拠です。
どうでもいい日々の消耗品には厳しく、
自分が情熱を注げる趣味や体験にはリソースを集中させる。
これは、限られた資金で人生の満足度を最大化するための、
非常に賢い戦略と言えるのではないでしょうか。
コンビニで数十円を節約したその努力があるからこそ、
私たちは罪悪感なく、愛すべき機材にお金を払えるのです。
さあ、自信を持って(?)その10万円のカメラを使い倒しましょう!
というふうにして、散財する理由をつくっていくのですね(笑)
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コンビニの数十円の値上げには敏感なのに、趣味のカメラや車のオプションの数万円は安く感じる心理を解説。「メンタル・アカウンティング」などの行動経済学から、趣味人の金銭感覚を肯定します。 - 狙うキーワード:
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【本日の資産運用チェック】2025/12/26(金)現在
★★「ビットコインはもう一つですが…😨、微妙にPlusです。ありがたい~😀」★★
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| 楽天・オールカントリー | +680円 | +486,333円 |
| 楽天・S&P500 | +6,066円 | +671,636円 |



