- 仮想通貨に興味がある
- ネットサーフィンだけで,仮想通貨を稼げるらしいがどうすれば良いのか分からない
- Braveのインストール,設定の仕方が分からない
- Braveで本当に稼げるのか,どれだけ稼げるのかを知りたい
Braveというブラウザ(webサイトを閲覧するソフトウェア)のユーザー数が急上昇しています。
2021年12月末のアクティブユーザー数は約5000万人で、前年同月末の2400万人から倍増したとのことです。
しかし、「Braveって何?」「どうやってつかうの?」という人も多いのではないかとも思います。
この記事では、Braveとは何か?どうやってインストールするのか?設定は?といった疑問にお答えし、実際に稼ぐことができるのかどうかをお伝えしていきます。
私は、Braveをインストールして2ヶ月が経過し、実際に仮想通貨を得ることができました。シニア目線で、Braveに興味を持っている方、実際に使ってみようと思っている方の疑問にお答えしていきます。
Braveって何?
web3.0アプリ-DApps(分散型アプリ)
Braveは、仮想通貨が稼げるということで注目されています。しかし、アプリケーション自体がweb3.0アプリ(次世代分散型ブラウザ)であり、web2時代のブラウザとはコンセプト自体が全く違うものとなっています。
中央のポストコンピュータを介して、個人と個人、個人と企業とが結びついているのがweb2時代です。(現在はweb2)中央のホストコンピュータがなく、個人と個人、個人と企業とがブロックチェーン技術により結びつく、非中央集権、分離独立型ブラウザとなるのがweb3.0時代です。
Braveには、Braveウォレットが内蔵されています。ウォレットとは、web3.0におけるブロックチェーンネットワークでのゲートウェイ(出入り口)となるもので、それぞれのウォレットを接続することで、暗号資産(仮想通貨)やNFT、各種のデジタルデータの送受信、保管等ができるものです。
昨年、Braveはソラナ(Solana)ブロックチェーンと統合することを発表しました。今後、ソラナネットワーク内でのスワップや、NFTのサポート、ソラナのSPLトークンの送信なども可能になるらしいです。
Braveの主な特徴
広告をブロック (Brave Ad Block)
ページ読み込みが速い
ネット検索履歴からの広告などをブロックすることによって、訪問するwebページで読み込まれるデータが少なくなるためです。したがって、ページ読み込みが速くなり、時間やバッテリーが節約でき、ネット上での脅威からさらに守ることができます。ある記事には、「Google Chromeの3倍速い」と書かれています。実際に、3倍かどうかはわかりませんが、体感的に速いと私も感じました。
特に、youtubeでは広告なしで視聴できる点がたいへん素晴らしいし、快適に視聴できます。この一点だけでも、Braveをインストールする意味があると思っています。
セキュリティを上げる (Brave Shields)
たいていの場合、インターネット上のwebサイトはCookieとスクリプトを使用し、ユーザーに応じた広告を表示しています。
あらゆるサイトでユーザーの行動を追跡しているということです。
Braveは、以下のような機能を持っており、この機能によって、ユーザーの行動を追跡されることなくインターネットを閲覧することができます。
- ウェブトラッカーのブロック
- 常にhttpsにアップグレードする
- JavaScriptのブロック
- Cookieの利用制限
- フィンガープリントのブロック
「どこでいつ、インターネットを利用しているか」「どんなWebサイトを見てるか」をブロックすることができるということです。
ネットサーフィンで仮想通貨BATが稼げる(Brave Rewards)
広告をブロックすることができることを前述しましたが、ブロックするだけでなく、ユーザー自身が広告をOKにすることもできます。
ユーザーが広告を了承した場合は、今までのブラウザとは違って、その広告をユーザーが見ると報酬が送られます。報酬はBAT(Basic Attension Token)という仮想通貨でBrave Rewardsウォレット(後述のBraveWalletとは異なる)に保管されます。これがBraveの最大の特徴といえます。
仮想通貨をユーザーが得るだけでなく、お気に入りの動画、サイト、コンテンツを「投げ銭」によって応援することができます。
現在のところ、Brave Rewardsウォレット(後述のBraveWalletとは異なる)が接続できる外部Walletは「bitFlyer」のみとなっています。
bitFlyerの口座は無料で簡単に開設することができますよ。
★
bitFlyer アカウントをBrave ブラウザ上で Brave Rewardsウォレット に連携することで、以下の機能をご利用できます。
- Brave ブラウザ上で配信される広告を閲覧すると、翌月 5 日に報酬として BAT をbitFlyer アカウントで受け取ることができる(広告閲覧毎に、広告主が支払う費用の約 70% を報酬として受け取れる)。
- Brave ブラウザを利用することで受け取った BAT は、bitFlyer で売却し日本円に換金できる。
- bitFlyerの販売所で購入した BAT を Brave ブラウザ上でクリエイターにチッピング(投げ銭)できる。
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クリエイターとして報酬を手に入れる (Brave Rewards Creator)
現状のインターネットの状況は、クリエイターがコンテンツを作成・提供し、対価として収益を得ようとしています。そして、その収益とは広告収入です。結果として、インターネットは広告であふれ、「広告をブロックしたいユーザー」と「広告を表示させたいクリエイター」の間では常にせめぎあいが起こっています。
Braveは広告をブロックしつつ、クリエイターやユーザーに利益(BAT)を分配しています。従来のブラウザとは全くちがう、web3.0アプリ(次世代分散型ブラウザ)をめざしています。
Braveには、BAT(暗号資産:仮想通貨)に基づいた寄付システム「Brave Rewards」があります。Brave Rewardsでは、ユーザーが広告を表示させるごとにBATが蓄積され、蓄積したBATをクリエイターや自分の好きなサイトに寄付することができます。もちろん、仮想通貨取引所で購入したBATをクリエイターやサイトに寄付することもできます。
Braveでは、認証済みパブリッシャーとなることで、Braveプラットフォーム上に存在する24万のパブリッシャー&クリエイターに仲間入りし、月700万人のアクティブユーザーからBATの寄付を受け取れるようになります。
また、webサイト・ブログ・Twitter・YouTube等のクリエイターであれば、認証済みパブリッシャーとして登録でき、BATの寄付を受け取れるとのことです。つまり、ユーザーとして、また、クリエイターとしてもBATを受け取れるということです。
暗号資産ウォレット機能(BraveWallet)
BraveWalletは、ブラウザ内蔵型の暗号資産ウォレットです。Braveユーザはこのウォレットで暗号資産の保管、管理、発展、スワップをすることができます。MetaMask等の暗号資産ウォレットとは違い、BraveWalletは拡張機能を必要としないブラウザネイティブのウォレットであるため、セキュリティリスクや、メモリの消費を軽減します。ユーザは、優れた安全性とパフォーマンスで、ほぼすべての暗号資産の取引を行うことができます。また、ブラウザの拡張機能をインストールすることなく、Web3の分散型アプリケーション(DApps)にアクセスできるようになります。BraveWalletは、モバイル版Braveでも利用できます。
BraveWalletは、Braveユーザがプライバシー保護された広告を閲覧することでBATを獲得できるBrave Rewardsウォレットとは異なります。ユーザ-は、Brave Rewardsウォレットで蓄積したBATを、送金プロセスを経てBrave Walletに保管することができますが、Brave RewardsウォレットとBrave Walletはつながっていません。
ソラナ(SOL)ブロックチェーンと統合させ、ソラナの分散型アプリ(DApps)に対応できるようにすると発表した。
ソラナは、DAppと分散型金融(DeFi)プロトコルを強化するために設計されたブロックチェーンです。このネットワークは、そのスピードと取引手数料の手軽さで知られています。
Braveのインストールと設定
インストール手順
1 インストール画面からBraveをダウンロード
- Braveのwebサイト、トップ画面にある「Braveをダウンロード」をクリックし、ダウンロードする。
2 ダウンロードフォルダ内のBraveをクリック
- ダウンロードフォルダ内にダウンロードしたBraveの「BraveBrowserSetup.exe」ファイルをクリックしインストールする。
3 Braveがインストール完了
- Braveのショートカットがデスクトップに作成され、クリックすれば、Braveが立ち上がる。
設 定
プライベート広告ONと広告最大数の設定
1 ホームページ右下の歯車からBraveRewardsへ
2 Braveプライベート広告をオン
3 表示される広告の最大数設定 … 1時間に0~10 稼ぎたければ10に
BraveRewards画面
bitFlyerアカウントとの連携
1 検索窓右側の三角マークをクリック
2 未認証をクリック
3 bitFlyerをクリックし連携する
※事前にbitFlyerでのアカウント登録が必要です。
★bitFlyerでのアカウント登録のブログも作成予定です。
2ヶ月の収益と感想
収 益 … 少ない?
2月、3月のトークン残高 0.5BAT(54.89円)
- Braveの使用をスタートして2ヶ月が経過しました。
- 広告は1時間に10、チップ(投げ銭)はなしの設定にしていました。
- 広告のブロックと、セキュリティが高いせいか、一部webサイトの表示がうまくできない場合がありました。そのため、Google Chromeをメインブラウザとして、Braveをサブブラウザとして主にyoutubeを見るときに使用していました。
- 4月4日現在で、1BAT=109.78円 なので 2ヶ月間で日本円で55円弱という成果報酬でした。
- 成果報酬としては、少ないですが、実際のところ、あまり使用していなかったので仕方はないのかと思います。メインブラウザとして使用すると、月に数百円程度成果報酬が発生するのではないかと思います。
- とにかく、ネットサーフィンをするだけで仮想通貨を稼ぐことができることは確かです。
感 想
ネットサーフィンだけで暗号資産が増えることは確かです。ただ、どの程度Braveを使用するかで大きく成果報酬がかわることは当然ですが、月に数百円程度だと思います。
数百円程度と言っても、いつも通りネットサーフィンしているだけですので、Braveを使わない手はないと思います。
前述したように、現在はGoogle ChromeとBraveを併用しています。セキュリティの設定等を見直して、不都合が出ないように調整していこうと思います。
今後は、bitFlyerアカウントを登録し、実際にBraveと連携して、BATを日本円に換金するところまでをブログとして作成し、後日アップロードしたいと思います。
まとめ
良い点
現在はweb2時代であり、ブラウザは巨大企業の「Microsoft Edge」や「Google Chrome」が中心となっています。
今後はweb3.0時代になることが確実であり、Braveのようなweb3.0アプリ(次世代分散型アプリ)が Edgeや Chromeにとって変わっていくであろうことが予想されます。今後の発展が期待できるブラウザです。
広告を見ることによって、個人が企業から広告収益を得ることができるようになっています。また、クリエイターやサイト提供者にも、収益を分配する構造となっているところが先進的であると感じています。
シニアにかかわらず、良いとこづくしのブラウザ、web3.0アプリ体験、仮想通貨への第一歩としてBraveの使用をスタートすることは最適と考えます。
不安な点
Braveは、「広告をブロックしつつコンテンツ提供者やユーザーに利益を分配する」という新しいビジネスモデルです。
ユーザー側には大きなメリットがあることは誰でもすぐに理解できると思います。しかし、広告を出す側やクリエイター側のメリットは果たして十分なんだろうかと不安になる部分もあります。
したがって、「今後トラブル無く継続されるビジネスなのか」ということが心配です。この新しいビジネスモデルは画期的ではありますが、広告主にとって、どのような評価を下すのかを知りたいと思います。