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【シニアレビュー】PCX乗りが選んだプロテクターとは?選ぶポイントは?

プロテクターレビュー_アイキャッチ
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PCXが納入されて半年が経過しました。以前から購入をしようと考えていたプロテクターを購入しましたので、そのプロテクターを選んだ理由や使用レビュー、プロテクターを選ぶポイントをお伝えしていきます。

PCXやその他のバイクを購入しようと考えている時、または実際に購入した時に、だれしもがプロテクターの購入を一度は考えていると思います。しかし、いろいろな種類のプロテクターがあり、どれが自分にあっているのか、自分が乗っているバイクにはどのプロテクターが適しているのかなど、悩んでおられる人も多いのではないでしょうか。

このブログでは、PCXに乗っているトシミズがどんなプロテクターを購入したのか、装着感はどうなのか、取り扱いはどうなのか等を明らかにしながら、プロテクターを選ぶポイントを説明していきます。

PCX乗りのトシミズが購入したプロテクターを着用し、近場の日帰りのツーリングや2泊3日のツーリングをしながら、着用してみて初めて分かったことをお伝えするので、プロテクターの購入を考えておられる方にとってたいへん参考になる思います。

このブログを読むことによって、自分には実際の場面を想定しながら、どのようなプロテクターが合っているのかがよく分かり、購入することができます。

PCX乗りが購入したプロテクター

★購入したプロテクターは、
『コミネ スプリームボディープロテクター』です。

コミネ_プロテクター

プロテクター背中プロテクター背中

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購入を考えたプロテクター

『コミネ スプリームボディプロテクター』を購入決定するまでに、購入候補として考え迷ったプロテクターは、以下の3つのプロテクターです。

  • コミネ(KOMINE) バイク用 CEボディプロテクションライナーベスト Black M SK-694 904 CE規格 プロテクター

  • コミネ(KOMINE) バイク用 エアスルーCEレベル2ボディアーマーフィット ブラック Free SK-828 12998 プロテクター CE規格レベル2

  • コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトハーフメッシュパーカ-ゲンリ シルバーカモ L JK-112 春夏秋向け メッシュ素材 CE規格レベル2 CE規格 プロテクター

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上記の3つのプロテクターと購入した『コミネ スプリームボディプロテクター』の4つのプロテクターを比較し、自分にあったプロテクターを検討しました。

結局、『コミネ スプリームボディプロテクター』に決定した3つの理由

  • 着る服を選ばない
  • 価格が安い
  • 通気性が良い

プロテクターとしての一番良い選択は、プロテクター内蔵のジャケットをスリーシーズン用のジャケットと夏用のメッシュジャケットを購入することだと思います。

しかし、かなりの出費になることと、高速道路を走ることがなく、制限速度60kmの原付二種のスクーターに肩や肘のプロテクターまで必要なのかと考えてしまいます。もちろん、安全性という面ではフルプロテクターが望ましいとは思うのですが…。

そのように考えると、候補3つ目のコミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトハーフメッシュパーカ-はスリーシーズン用のジャケットはやや高価であり、夏用にも冬用としても中途半端になるのかと、また背中のプロテクターがソフトタイプなのでハードタイプの内蔵プロテクターを別途購入する必要が出来ることになるかもしれないので、まず候補から外れ、残るはインナープロテクターとなりました。

インナープロテクターは、どれも着る服を選ばないという利点があります。ただ、購入しようと考えた時期が夏だったこともあり、着用して暑さに耐えられるのかという不安もありました。

そこで、インナープロテクターのうち、できるだけ通気性がよくて、夏にもTシャツの上に着用してツーリングできそうなもので安価なものということで、『コミネ スプリームボディープロテクター』を選びました。

安全性という面でも、CE規格であることで問題なしと判断しました。

『コミネ スプリームボディプロテクター』のCE規格は、「EN14021CHEST」となり、オフロード用の胸部プロテクターであり、「飛び石から胸を保護することを主目的としたプロテクター」だそうです。より安全性を重視する場合は、オンロード用のプロテクターを選んでください。

CE規格とは?

ce規格

CE規格とは正式にはCEマーキング(CEマーク)と言い、CEマークが着いている製品はEU(欧州連合)内での自由な販売・流通が保証されるというものです。もともと欧州諸国では各国独自の制度で安全規格が運営されていましたが、それらが貿易障害になったため、欧州の経済域の活性を果たすために各規格が統合されたのが始まりです。

オコモト ブログより引用させていただきました。ありがとうございます。

レビュー

サイズ感

私の身長は169cm、体重は現在57kgで、痩せ型です。『コミネ スプリームボディープロテクター』のサイズは「Mサイズ」を購入しました。

サイズ感は「ピッタリ」でした。

プロテクター前

プロテクター背中

プロテクター脇

プロテクターサイズ

良かった点

守られている感

ハードタイプのプロテクターなので、胸も背中も鎧のような感じです。ある程度の重さはあるものの、その重さも何かがぶつかったときには自分の体を守ってくれるという安心感をもたらすように感じます。

胸はCS規格に該当し(オフロード用として)、背中は規格には該当してはいないものの、見た目、触った感触等かなりの分厚さ、頑丈さを感じ取ることができます。

バイク事故の死亡原因の部位の統計を見ると、1番は頭部で、2番は胸となっています。当然、頭部はヘルメットで守られていますが、胸を守るものの着用が義務化されていないのが現状です。

また、背中の脊髄損傷も多く報告されており、背中のプロテクターも重要であることがわかります。

頭部はヘルメット、胸と背中はプロテクターを着用することが必須のように感じます。その意味でも、このプロテクターを着用することで、安心感や守られている感を感じることができました。

着る服を選ばない

ハードタイプのプロテクターですが、インナープロテクターです。そのため、季節やその日の外気温に合わせた衣服の下に着用することができるので、着る服を選びません。

ライダースジャケットは、かっこよく憧れますが、少なくともスリーシーズン用と冬用の2着が必要でしょう。また、内蔵するプロテクターも安全面を考えると、より高価なものに交換をすることになると思います。経済的な面からも、今持っている服装を生かしてより安価で済ますことができるのがインナープロテクターだと思います。

通気性が良い

インナープロテクターの中でも、コミネ スプリームボディープロテクターは通気性が良いと感じています。他のプロテクターを着用してバイクに乗ったことがないので確証はもてませんが、見た目や形状を考えると、胸の部分や背中のベースとなる部分については他のプロテクターよりも通気性が高いと想像できます。

9月の初旬にプロテクターを付けてPCXに乗ったときの服装は、速乾性の長袖シャツの上にプロテクターを付け、その上に半袖のポロシャツを着ていました。走り出すと、風が吹き抜けていく感覚がよくわかり、かなり高い気温でしたが、PCXで走っているときには快適でした。

気になった点

結構大きい、折り畳めない

結構大きくて、折り畳めないということが不都合な点として、購入前にはまったく考えられなかったです。それは、プロテクターを着用して、走っているときのこと、事故時の安全性にしか目が向いていなかったからです。

プロテクターを着用して、バイクを運転しているときは良いのですが、道の駅で休憩し食事をしようとする時に気が付きました。

「脱いだプロテクターを置いておくところがない!」

よく中型や大型バイクが道の駅などで駐車されているのを見ると、ハンドル部分にジャケットをかけてあるのを見かけます。あれは、スマホホルダーなどの目隠しをしているのだろうと思っていましたが、プロテクターが内蔵されているジャケットの置き場所がないからという理由かもしれないと思いました。(違っているかもしれません)

インナープロテクターはジャケットのように、ハンドルにふわっと被せることができません。引っ掛けることはできますが、不用心でワイヤーロックなどが必要になるでしょう。

シート下のスペースはどうかと思いましたが、ヘルメットも入れるので当然入りません。選択肢は2つ、そのままプロテクターをつけたまま休憩食事をするか、手で持っていくかです。

わたしはどうしてもプロテクターを脱ぎたいし、手で持って行きたくもなかったので、ツーリングネットでリュックサックの上に載せ、PCXにつけることにしました。

プロテクターをバイクに

しかし、これもたいへんで、シート下のスペースのものを取ろうとすると、いちいちツーリングネットを外さなければなりません、たいへん面倒です。

ツーリングで宿泊した時、駐車場がホテルと少し離れていました。暑かったのもあり、プロテクターを脱いだのですが、荷物と一緒に手で持っていくことになりました。脱がずにつけていけば問題はないのですが…。

あとからですが、PCXのシートしたスペースにプロテクターを入れることができることに気が付きました。ただし、ヘルメットは入れていない状態ですが。道の駅などでは、ヘルメットはハンドルかヘルメットホルダーにつければ、何とかギュウギュウに押し込めている感はありますが、シート下にいれることができました。

プロテクターをシート下に

PCXなどのスクーターにはシート下にスペースが有り、ヘルメットやチェーンロック、レインウェアなどは入れることができます。このシートしたスペースがないバイクに乗っておられるライダーさんはいったいどうしているのだろうと思いました。ヘルメットはハンドルかホルダーに、プロテクタージャケットはハンドルに掛け、そのほかの荷物はリュックサックかトップケースに入れておくのでしょうか?

プロテクター購入の際には、バイクに乗っているときのことだけでなく、バイクを降りた時のことも考える必要があると感じました。

リュックサックとは相性が良くない(かも)

宿泊を伴うツーリングにリュックサックをつかいました。プロテクターの上に、リュックサックの肩かけがのることになります。

これがわたしの場合、うまくいきませんでした。何がうまくいかなかったというと、リュックサックの肩に掛ける部分が、プロテクターの肩からすぐにはずれてしまうのです。肩の外側にずれて外れてしまうということです。何度かけ直しても、時間がたつとまたはずれてしまいます。

リュックの重さを軽減するために、リュックの肩のベルトをやや緩めて、リュックがシートに乗るようにしているのもあるのですが、いろいろ工夫してみても外れてしまいます。

これは、リュックの大きさやプロテクターの大きさ、肩幅や体型など色々な要素が重なり合っての不都合なのかもしれないので、わたしだけの問題かもしれません。リュックサックはやはり長距離のツーリングになると体に負担がかかると言われているので、トップケースをつけることを考えたいと思います。

リュックサックを使用される場合は、事前にプロテクターを着用した上でリュックを背負って不都合がないかを確かめたほうが良いと思います。

さすがに夏は暑い

通気性が良く、暑いときでも結構快適に走ることができると前述しましたが、信号等で泊まると途端に一気に熱くなります。これは、特段このプロテクターだからということではなく、どのプロテクターをつけていても同じかと思うのですが、いくら通気性が良くても、さすがに夏は暑いということです。

プロテクターを選ぶポイント

プロテクターを実際に使用してツーリングにでかけて、購入前には考えていなかったことが明らかになったので、プロテクターを選ぶポイントをシニアライダーとしてまとめてみました。

  • 信頼性・安全性
  • 価 格
  • ジャケットタイプかインナータイプか
  • 降車時の取り扱い

まず、一番に考えるべきことは、そのプロテクターは自分を守ってくれるのかということでしょう。CE規格なども参考にしながら、自分のライディングスタイルに合ったものを購入したいものです。

わたしが購入前に考えていなかった点は、降車時の取り扱いです。どのプロテクターも同じかもしれないですが、インナータイプの背中のプロテクターは大きく、よほど大きなリュックサックやトップケースでないと収納はできないと思います。つまり、ずっと着用しているか、手で持って歩く、あるいはケーブルロック等でバイクに縛っておくかです。こういう観点では、ジャケットタイプが価格が高くなりますが、取り扱いが楽なのかもしれません。

ご自分のバイクのライディングスタイルやバイクの種類・収納、降車時の取り扱い等を考えて、プロテクターを選んでいただければと思います。

まとめ

シニアライダーのトシミズが購入したプロテクターは、

『コミネ スプリームボディープロテクター』です。

選んだ理由は3点です。

  • 着る服を選ばない
  • 価格が安い
  • 通気性が良い

しかし、降車時の取り扱いについては、購入時にまったく考えておらず、現在のところ、道の駅等では、ヘルメットをヘルメットホルダーにつけ、シート下のスペースになんとか押し込んで収納する方法を取ろうと思っています。大きなトップケースを設置することも考えています。

したがって、プロテクターを選ぶポイントをまとめると

  • 信頼性・安全性
  • 価 格
  • ジャケットタイプかインナータイプか
  • 降車時の取り扱い

以上の4点になると思います。

プロテクターを購入し、ツーリングに使用してみて、あらためて感じたことは、バイクを運転するには、手間がかかるということです。ベテランのライダーさんからは、何を今更言っているのかということになると思うのですが、ついつい車の運転とくらべてしまいます。

車は、ハーフパンツにTシャツ姿で乗ってすぐにスタートできます。バイクは、ヘルメット・グローブ・プロテクターなどなど…、時にはレインウェア…、たいへんです。

PCXはシート下のスペースが有り、まだヘルメットなどをのせることができますが、スクーター以外のバイクの場合は、それもありません。リュックサックやトップケースなど荷物を乗せる工夫も必要です。

しかし、それまでしても、バイクに乗る魅力があるのもよくわかります。そういう苦労をしながら工夫していくこともバイクに乗る楽しみのひとつなのかもしれません。ベテランライダーさんからすれば当たり前のことも、還暦過ぎてから免許を取ったシニアライダーにはそうなんだとあらためて感じることが多いのです。

ご自分のライディングスタイルに合ったプロテクターを選んでいただき、安全で楽しいバイクライフを楽しんでいきましょう


プロテクター使用したツーリングブログも作成しています。「【シニアライダー】PCX125「南山城・青山高原」ツーリング」です。こちらもぜひご覧ください。

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PCX125でのツーリングのために購入して、愛用している、ヘルメットやバイクのオプション・装備品等の詳しくは下記のブログをぜひご覧ください。

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また、外部マイクの設置についてのブログを作成しました。「【風切り音対策】PCX乗りが 外部マイクをチークパッドに埋め込んでみた!」です。こちらもぜひご覧ください。

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