みなさん、こんにちは、トシミズです。
「あかんやつ」として知られるようになった「UV-K5(8)」を購入してから、PCX125での伊丹空港ツーリングに持ち出したり、旅行のおともに持っていったりしています。
広帯域受信機として遊んでいるのですが、エアーバンド(航空無線)や鉄道無線の受信が中心です。ほとんどがエアーバンドを聞いて楽しんでいます。
UV-K5(8)などの「あかんやつ」をお持ちの方で、エアーバンドを聞いてみようと考えておられる方や、これからUV-K5(8)を購入して、エアーバンドなどを受信してみたいと考えておられる方も多いのではないかと思います。
- エアーバンドの受信周波数はどこで分かるの?
- エアーバンド周波数の一括登録はどうやってするの?
- 登録したエアーバンドをどのようにして受信するの?
以上のような疑問をお持ちの方に、このブログでは、UV-K5(8)デバイスへのエアーバンドデータの一括登録方法について詳しく説明します。エアーバンドデータを効率的に管理し、UV-K5(8)での操作を簡単にできるようになります。
UV-K5(8)の概要
UV-K5(8)は、中国製のハンディタイプの無線機です。比較的安価(AliExpressでは2,000円~4,000円、国内では5,000円~7,000円)でありながら、カスタムファームウェアを導入することで、その性能を大きく引き出すことができる点が特徴です。
- 広帯域受信: カスタムファームウェアを導入することで、18MHzから1300MHzまでの広い周波数帯域をカバーできます。これにより、航空無線、アマチュア無線、公共サービス無線など、様々な通信を受信することが可能です。
- 多様なモード: AM、FM、SSBなどの様々なモードに対応しており、幅広い用途に利用できます。
- カスタマイズ性: カスタムファームウェアにより、機能を拡張したり、操作性を向上させたりすることができます。日本語化や、特定の周波数帯域に特化した設定なども可能です。
- コストパフォーマンス: 比較的安価な価格で購入できるため、手軽に広帯域受信を楽しみたい方におすすめです。
※UV-K5(8)の注意点
電波法: 日本国内で使用する場合は、電波法に違反する可能性があります。技適マークがついていない無線機を使用することは違法行為となるため、十分に注意が必要です。送信を不可にして広帯域受信機として活用する必要があります。
UV-K5(8)については以下のブログも参考にしてください
エアーバンドメモリーデータの入手方法
フリラjpのUV-K5メモリーデータのサイトを利用させていただきました。
このサイトでは、「みんなで育てるメモリーデータ」というコンセプトのもと、フリラjp編集部からの一方通行ではなく、みんなで使いやすいメモリーデータに育てることを課題としています。
このサイトでダウンロードできるメモリーデータはWEBOOさんのUV-K5(8)用のファームウェア用ですが、あわせて汎用性のあるcsv形式のファイルも提供していただいているので、わたしがインストールしているエグズマーファームウェアでも利用可能です。ありがたいです。
メモリーデータ一括登録の手順
必要なソフトウェアとツールの紹介
一括登録を行うために、以下のソフトウェアとツールが必要です。
- プログラムケーブル: UV-K5(8)とコンピュータを接続するためのケーブル。
- CHIRPソフトウェア: UV-K5(8)のメモリーを管理するための無料ソフトウェア…CHIRP ダウンロードサイトからダウンロード→インストールする
UV-K5(8)にデータを転送する手順
1.必要なエアーバンドデータを選択しダウンロード
- 全国汎用データ
- 地方別データ
- 空港別データ
- 地区別データ
- ミリタリー波
- その他データ
2.ダウンロードしたエアーバンドデータをCHIRPにインポート
- UV-K5(8)を接続: プログラムケーブルを使用して、UV-K5(8)をコンピュータに接続します。
- CHIRPソフトウェアを起動: CHIRPを起動し、「無線機からダウンロード」を選択してUV-K5(8)から現在のメモリーデータを取得します。
- 現在のメモリーデータにダウンロードしたデータを追加: ダウンロードしたエアーバンドデータを追加(インポート)する。
3.エアーバンドのメモリーを追加したデータをUV-K5(8)にアップロード
- CHIRPの無線機にアップロードを選択、UV-K5(8)本体にメモリーデータをアップロード(転送)する
一括登録時の注意点
- データのバックアップ: データを一括登録する前に、必ず現在のメモリーデータをバックアップしておいてください。
- 正確な入力: 周波数やバンド名を正確に入力することで、スムーズな運用が可能になります。
エアーバンド名の表示設定
UV-K5(8)の液晶にエアーバンド名を表示することで、周波数だけでなく、エアーバンドの名前も確認できます。(エグズマ-ファームウェアの場合)
追加したエアーバンドメモリーのデータには、名前として「KIX~」=関西空港 という世界共通の空港コードがついています。
その名前(空港コード)をUV-K5(8)に表示する設定
1.メニュー33番「ChDisp」を選択
2.NAME+FREQを選択
NAME+FREQを選択すると、下のような表示になる
まとめ
以上、UV-K5(8)のエアーバンドデータと一括登録方法は
- エアーバンドメモリーデータをダウンロード
- CHIRPにUV-K5(8)のメモリーデータを書き出す(ダウンロード)
- CHIRPにダウンロードしたメモリーデータをUV-K5(8)のデータに追加する
- 追加したエアーバンドメモリーデータをUV-K5(8)に転送する(アップロード)
- UV-K5(8)に空港コード+周波数の表示ができるように設定する
これらの手順を実践することで、エアーバンドのリスニング体験が向上することを願っています。今後のアップデートや改善点についても引き続き情報を提供していきますので、どうぞお楽しみに。