JPCZって最近よく聞くけど昔はなかったの?
今日から1週間、天気予報はずっと「雪」です。
最近は、暖かくて「このまま春になるの?」という声も聞こえていたほどでしたが、ここに来ての真冬に逆戻りです。
「JPCZが発生し、大雪になるでしょう。」
冬の天気予報でこんな言葉を聞いたことはありませんか?
実は、わたしも最近まで「JPCZ」という言葉を知りませんでした。
でも、「昔から日本海側は大雪になることがあったし、こんな言葉、昔は聞かなかったよな?」と思ったんです。
読者の皆さんも、こんな風に思ったことはありませんか?
✅ JPCZって最近の言葉?昔はなかったの?
✅ 「シベリア寒気団」とか「冬型の気圧配置」って言い方は聞いたことあるけど…
✅ じゃあ、昔の大雪は何が原因だったの?
そこで今回は、JPCZが昔からあったのか? そもそもJPCZとは何なのか? について調べてみたので解説していきます!
JPCZとは?
まず、JPCZとは
「日本海寒帯気団収束帯(Japan Sea Polar Air Mass Convergence Zone)」
の略です。
簡単にいうと、日本海上空で 寒気が収束(ぶつかる)することで、局所的に強い雪雲が発生する現象 のこと。
これが特定の地域に大雪をもたらすそうです。
たとえば…
🌀 日本海の暖かい海水が、シベリアからの冷たい空気とぶつかる
↓
🌨 そこに雪雲が発生し、一気に発達する
↓
🏔 新潟や北陸、東北の一部で猛烈な雪が降る
つまり、JPCZは 「大雪の集中砲火」 みたいなもの。
ただの寒気だけじゃなく、特定の場所に強烈な雪を降らせるからこそ、注意が必要なのです。
雪雲が1列に並んで、日本にやってくるので、その雪雲のラインにあたった地方では長時間、雪が降り続くということになります。
昔からJPCZはあったのか?
さて、ここで本題。「JPCZは昔からあったのか?」
答えは 「YES」 です。
JPCZという言葉は 最近の気象研究で明確に定義された ものですが、現象自体は昔からありました。
「じゃあ、なんで昔はJPCZって言わなかったの?」
📝 その理由は大きく2つ
- 昔は観測技術が未発達だった → レーダーや衛星が発達する前は、細かい雪雲の動きが分からなかった
- 「寒気が強い年は大雪になる」くらいの説明で済んでいた → 今ほど詳細にメカニズムが解明されていなかった
例えば、昔の人が 「夜になると星がたくさん出る」 と思っていたのと同じ。
実際は、光が少ない場所では星がよく見える だけなんだけど、それが分かるのは観測技術が進んだから。
JPCZもこれと同じで、大雪のメカニズムが詳しく分かるようになったからこそ、名前がついた んですね。
近年の気象研究とJPCZの発見
JPCZがはっきりと定義されたのは 21世紀に入ってから。
特に、気象衛星や高性能レーダーが発達したことで、雪雲の動きを詳細に追えるようになりました。
📡 昔は「寒気が強い」くらいの説明しかできなかったのが…
🔍 今は「JPCZが発生して雪雲が収束している」と分かるようになった!
とはいえ、JPCZが発生するとどうしても大雪になります。
「言葉が増えたからといって、雪が減るわけではない」んですよね(笑)。
JPCZによる直近の大雪予報と影響
さて、今回のJPCZは どの地域に影響を与えるのか?
天気予報では「〇〇地方でJPCZが発生し、大雪のおそれ」と出ているかもしれません。
🚗 交通機関への影響
- 高速道路が通行止めになる可能性大
- JRなどの鉄道も運休や遅延の可能性あり
🏡 日常生活への影響
- 除雪作業が必要になる
- 屋根の雪下ろしは危険!
JPCZが発生する時は、「雪が降るかも?」じゃなくて「雪が降る!」くらいの気持ちで準備しておく のが大事です。
家の前の雪かきの準備、長靴やスコップを出したり、車の駐車位置をかえたりということを早めにはじめておきましょう。
もっとも、こういう心構えは、日本海側だけの話ですが…。
まとめ:JPCZを知れば冬の天気がもっと理解できる!
最後にまとめると…
✅ JPCZという言葉は最近のものだけど、現象自体は昔からあった!
✅ 気象観測の進化で、大雪の仕組みがより詳しく分かるようになった!
✅ JPCZが発生すると局所的な大雪になるので、しっかり備えよう!
「JPCZがあるから大雪になるんじゃなくて、大雪になる原因にJPCZがある」というのが本質ですね。
冬の天気は、「知っているかどうか」で備えが変わる もの。
JPCZのことを知って、安全に冬を乗り切りましょう!
【本日の資産運用チェック】2025/02/04(火) 現在
※チェック表及びグラフの間違いを修正しました(評価損益に積立分が入っていたのを除きました)
本日の資産運用チェック | 前日比 | 評価損益(1/1~) |
楽天・オールカントリー | +589円 | +1,971円 |
楽天・S&P500 | +10,746円 | -12,177円 |