エアーバンド(航空無線)を聞くことは、航空機に興味がある人にとって、航空機の動きをリアルタイムで感じることができる魅力的な趣味です。
わたしはそれほどエアーバンドに興味があるわけではありませんでした。
ただ、アマチュア無線を楽しんでいる関係から、UV-K5(8)の情報が手に入り、安価で広帯域受信機として楽しむことができると考え、購入しました。
広帯域受信化が完了しましたが、さて、何を受信するの? ということでみなさんは広帯域受信機でどんな楽しみ方をしているのか疑問に思いました。
アマチュア無線のモービル機では、何度かエアーバンドを聞いたことがありました。UV-K5(8)にエアーバンドメモリーを一括登録して、受信体制は整ったのですが、UV-K5(8)のハンディホイップのアンテナでは、そう簡単に受信できません。
それは、私の住んでいる場所が空港からかなり離れているため、頻繁にエアーバンドを受信できる状況にはないからです。
それでも「空港から離れていても、エアーバンドを楽しむ方法はないだろうか」と考え、さまざまな方法を模索しました。
そこでたどり着いたのが、インターネットを活用したエアーバンドの楽しみ方です。このブログでは、空港から離れていても、Live ATCやFlightRadar24を組み合わせた新たな楽しみ方についてご紹介したいと思います。
Live ATCで世界中の空へアクセス
Live ATCは、インターネットを通じて世界中の航空管制交信(ATC)をリアルタイムで聴くことができるサイトです。使い方は非常に簡単で、PCでもスマホでも地域や空港を選ぶだけで、そのエリアでの航空無線のやり取りが聴けます。
私が最初に聴いたのは、大阪国際空港(伊丹空港):ITMの管制交信。やり取りはもちろん英語です。リアルタイムでの指示は非常にスムーズで、プロフェッショナルな空気感を感じられました。
注意があります!LiveATCを聴く場合はイヤホンやヘッドホンで聴きましょう。(通信内容をスピーカーなどで周囲や第三者に漏らしたり窃用することは電波法で禁じられています。)
FlightRadar24で航空機の動きを可視化
Live ATCをさらに楽しむための必須ツールがFlightRadar24です。このサイトやアプリでは、リアルタイムで世界中の航空機の位置情報や飛行ルートを確認できます。
特定の航空機をクリックすれば、機体情報や目的地、飛行速度なども詳細に表示されます。
例えば、実際に空に飛行機が飛んでいるのを見た場合もFlightRadar24で、その飛行機がどの航空会社でどこからどこまで行くのかなどがすぐに分かります。
Live ATCで交信中の航空機をFlightRadar24で追跡すると、実際にその機体がどこを飛行しているのか、空港でのテイクオフやランディングをリアルタイムで確認できます。
この組み合わせによって、音声だけでなく視覚的にもエアーバンドを楽しめるようになるのです。
どこにいても楽しめるエアーバンドの魅力
UV-K5(8)の広帯域受信機としての機能をつかわないのですが、空港から遠い環境でも、Live ATCとFlightRadar24を活用することで、まるで空港の近くにいるような感覚を味わえます。
ただ、エアーバンドを聞いたことがある人はよく分かると思うのですが、当たり前ですが、交信は英語です。ちょっととっつきにくい感じがしますが、自由に交信をしているわけではなく、定型の交信、やり取りがほとんどでキーワードを捉えれば、おおよその意味がわかります。
聴き取りが最初は難しい面もありますが、何となく聞いていれば分かることは増えていくと思います。
でも、やっぱり実際の空港で…
昨年は、PCXでのツーリングで「伊丹スカイパーク」と「千里川の土手」に飛行機の離発着を見てきました。
UV-K5(8)を持っていって、エアーバンドを聞いていましたが、その時はまだ、エアーバンドメモリーの一括登録をしておらず、その場で伊丹空港関連の周波数を探して聞いていました。
伊丹スカイパークや千里川の土手には、短時間しかいることができなかったので、実際の飛行機が動いている、離陸する、着陸するという動きとエアーバンドが連動していることは感じ取れませんでした。
実際に眼の前で飛行機が離発着する様子を見ることはものすごく迫力があるものです。
それだけでも圧倒されるのですが、これに管制塔とのやり取りが加わると、なお一層空港での飛行機を楽しんでみることができると思います。
日頃は、空港から離れた場所でLive ATCとFlightRadar24をPCやスマホで楽しみながら、時間が取れるときには、実際に空港へ足を運び、広帯域受信機でリアルなエアーバンドを楽しむ体験をしてみたいと考えています。
また、他の受信ジャンル(海上無線や鉄道無線など)にも挑戦してみたりすることで、この趣味をさらに深めたいと思っています。
おわりに
エアーバンドは、受信環境に左右される趣味ではありますが、インターネットを活用すれば、その制約を越えて広がる世界があります。UV-K5とLive ATC、FlightRadar24の組み合わせを通じて、新しい趣味の可能性に気付くことができました。
この記事を読んで、少しでもエアーバンドに興味を持った方がいれば、ぜひ始めてみてください。空の世界がぐっと身近に感じられるはずです。
【本日の資産運用チェック】2025/01/27(月)現在
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