私は3ヶ月に1回、定期的に県立病院に通院しています。いつものように、少し緊張しながらマイナ保険証の受付をしようと足を進めました。ところが、見慣れた受付機がいつもの場所に見当たりません。「えっ、なくなったの?」と胸がざわつき、不安な気持ちで周囲を見回しました。
すると、視界の端に新設された明るいコーナーが目に飛び込んできました。そこには、なんと3台もの新しい受付機が並んでいるではありませんか!「こんなに増えたの?」と思わず独り言を言ってしまいました。そして驚いたことに、各受診科にも1台ずつの受付機が設置されているのを発見しました。
昨年まで、受付機はたった1台だけ。それを思い出すと、今目の前にある光景が信じられないくらいです。変化のスピードに驚きつつ、便利になった仕組みに少し感心しながら、私は新しい受付機で受付を済ませました。
昨年の12月から、紙の保険証に代わり、マイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」の運用が始まりました。この新しいシステムに対応するため、病院では専用の受付機がいくつも設置されているようです。
私も慣れた手つきでマイナ保険証をかざし、受付を済ませました。けれど、ふと周りを見回してみると、他の受付機は誰も使っていません。
現状では、紙の保険証は有効期限が切れるまでは使用可能とのこと。そのため、多くの来院者はまだ慣れ親しんだ紙の保険証を使っているのでしょうか。この新しい仕組みが広く浸透するには、もう少し時間が必要なのかもしれないと感じました。
マイナンバーカードは安全でない?
「マイナ保険証ってどう思う?」と家内に尋ねられたとき、私は少し考え込みました。マイナ保険証とは、マイナンバーカードに保険証の機能を追加したもの。便利な反面、その安全性についての議論も耳にすることが多いからです。
「リスクってそんなに高いのかな?」と気になり、自分でも調べてみることにしました。たしかに、マイナンバーカードには氏名、住所、生年月日、顔写真、マイナンバーといった重要な個人情報が記載されています。もしこれを紛失したり、盗まれたりしたらどうなるのだろう…。その可能性を想像するだけで、胸が少しざわつきました。
さらに、セキュリティやプライバシーへの懸念も挙げられています。「でも、それって本当にクレジットカードや運転免許証より危険なのかな?」と思いを巡らせました。クレジットカードは、カード番号や名前が表面に書かれています。実はそれだけで不正利用が可能です。一方、マイナンバーカードはどうでしょうか。顔写真付きで本人確認が必要ですし、記載された情報は暗号化されているとのこと。むしろ、こちらのほうが安全対策が進んでいるように思えました。
マイナンバーカードは顔写真付きで本人確認が必要です。そして、マイナンバーカードには個人情報が実際には厳重なセキュリティ対策が施されています。例えば、カードに記載される情報は暗号化されており、不正利用を防ぐための措置が講じられています。
とはいえ、マイナンバーカードを日常的に持ち歩くこと自体がリスクだという意見も理解できます。「使いこなす側も賢くならないと…」とあらためて感じました。自分もきちんと理解して使いこなそうと強く思いました。
マイナ保険証のメリット
それでは、紛失や盗難から個人情報漏洩の可能性があるのにマイナ保険証の導入を進めるからにはそれなりのメリットがあるはずです。
マイナ保険証のメリット
- データに基づくよりよい医療が受けられる
- 高額療養費制度・限度額適用認定の手続きが不要に
- 医療費が少し安くなる
- 医療費の確定申告が簡単
- 就職・転職・引越しをしても保険証として使える
マイナ保険証を利用すると、既存の保険証や資格確認書を利用するよりも初診料が20円、再診療が10円安くなるようです。その他のメリットは情報の共有によりいろいろな手続きが簡単になったり不要になったりすることがメリットとなるようです。すぐにつかって「これは便利だ~!」というものではないですね。
マイナカードがスマホの中に
「マイナカードを持ち歩くのって、なんとなく不安」と家内がポツリと漏らしました。「確かに、カードを紛失したり盗まれたりするリスクを考えると、気軽に持ち歩くのはためらうよ~」と共感しつつも、「でも、スマホに統合されたらどうだろう?」と日常のスマホの使い方から思うのでした。
実は、将来的にはマイナンバーカードをスマートフォンに統合する計画が検討されています。すでに一部の地域では、スマホアプリを使ったマイナ保険証の利用が試験的に導入されていると聞いて、私は胸が高鳴りました。「これこそがマイナ保険証の最終形じゃないかな」と思うのです。
スマホはいつも手元にありますし、生体認証やパスワードでしっかりと守られています。それに、マイナンバーカードやマイナ保険証のアプリにも、さらに厳重なセキュリティ対策が施されることでしょう。「スマホの中に入れば、もうカードを持ち歩く必要がなくなるんだ!」と考えると、なんだか未来が少し近づいてきたような気がします。
交通系ICカードやクレジットカードも、ほとんどスマホの中に入ってる現状です。今では、財布を忘れてもスマホさえあればなんとかなることが多いです。スマホに統合されることで、重要なカードを持ち歩かずに済むのは確かに大きな安心材料です。
できるだけ早くスマホに統合されることを願っています。
【本日の資産運用チェック】2025/01/14(火)現在
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