バイク(PCX) PR

【シニアライダー】PCX125「旧北陸本線トンネル群」ツーリング

【シニアライダー】PCX125「旧北陸本線トンネル群」ツーリング_アイキャッチ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

みなさん、こんにちはトシミズです。

今回のツーリングは、敦賀市から今庄にかけての「旧北陸本線トンネル群」+滋賀県境にある「柳ヶ瀬トンネル」+日本最古の「小刀根トンネル」を巡るツーリングです。
天気は快晴、猛暑日予想のたいへん暑く、熱中症に気をつけながらのツーリングとなりました。でも、真夏でも最近は結構多くのライダーさんがツーリングに出かけている姿を見ます。暑いのに…と思いながらも、自分も同じようにPCXにまたがっています。

「旧北陸本線トンネル群」という言葉は、最近耳にするようになったような気がします。幕末以降の日本の近代化を支えた「近代化遺産」として、脚光を浴びるようになってきたことが理由の一つでしょう。

敦賀湾沿いの国道8号が事故で渋滞したときに、国道を避けて、敦賀の東浦から旧北陸本線トンネルを通って、敦賀に帰ってくる緊急時の道路のような意識があったのですが、文化財としてトンネルを考えたことが今までは正直ありませんでした。

現存するトンネルは年月が経ち、老朽化が進んでいるのでしょう。そのため、工事で通行止めになることも多いようですが、トンネルも内も昔よりも整備されているように感じました。。

今回もツーリング動画を制作しましたので、ブログ記事とあわせて見ていただけるとうれしいです。

 

バイク

HONDA PCX125 (JK05)

シルバー 20220407納車 現在の走行距離750km

pcx_left

pcx_front

ルート

概 略

  • 敦賀市内[敦賀港駅舎]~(県道476号)~「樫曲トンネル」~「葉原トンネル」~「鮒ヶ谷トンネル」~「曽路地谷トンネル」~「第一観音寺トンネル」~「第二観音寺トンネル」~「曲谷トンネル」~「芦谷トンネル」〜「曲谷トンネル」〜「伊良谷トンネル」~「山中トンネル」~(県道207号)~今庄駅~(国道365号)~「栃ノ木峠」~「柳ケ瀬トンネル」~(県道140号)~「小刀根トンネル」~(国道8号)~敦賀市内[敦賀港駅舎]

走行距離・時間

  • 71.9km 2時間56分

ルート地図

旧北陸本線トンネル群ツーリング旧北陸本線トンネル群ツーリング

寄り道

敦賀港駅舎

旧敦賀港駅舎かつての「欧亜国際連絡列車」の発着駅としての「敦賀港駅舎」を再現した建物です。現在は、敦賀鉄道資料館として一般公開されており、敦賀港、敦賀の歴史をPRしています。

とんがり屋根が印象的な敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅舎)では、敦賀の鉄道の歴史を紹介したパネルや貴重な鉄道資料を展示しています。

敦賀港は古代より大陸に開かれた玄関口として重要な役割を果たしてきました。
このことから、明治2(1869)年、日本初の鉄道となる4路線の一つとして、京都-敦賀間の鉄道建設が決定され、明治15(1882)年に日本海側初の線路が敦賀に敷かれました。
その後、明治45(1912)年に欧亜国際連絡列車の運行が始まり、新橋(東京)-金ケ崎(敦賀)間を直通列車が走り、敦賀港から連絡船でウラジオストク(ロシア)へ、そこからシベリア鉄道でパリ(フランス)まで行くという路線が確立されました。
さらに、昭和32(1957)年には日本初となる本格的交流電化が完成し、昭和37(1962)年には当時、世界第5位の長さを有する北陸トンネルが開通しました。
このように、敦賀は「港と鉄道」と共に歩んできた街です。

敦賀鉄道資料館では、敦賀の鉄道の歴史を紹介する資料や列車模型などを展示しています。また、夜には建物がライトアップされます。

敦賀鉄道資料館より引用 

鉄道資料館には、欧亜国際連絡列車の切符(レプリカ)が展示されています。なんと、東京からドイツのベルリン行きの切符です。東京から敦賀を経由して、連絡船に乗り換え、ウラジオストクからシベリア鉄道でヨーロッパにつながっていたことを物語る1枚の切符です。

旧敦賀港駅舎-敦賀観光案内協会公式サイト 旅する港町つるが 

「鉄道と港のまち 敦賀」 資料

①樫曲トンネル(かしまがり)

樫曲トンネル

長さ:86m  竣工:明治26年   (数値は、今庄~敦賀間旧北陸線トンネル群より)

敦賀市街地に一番近いトンネルで、一般車両は通行できないようになっています。人が近づくとトンネル内のランブが点灯します。短いトンネルとはいえ、PCXを押して歩くにはたいへんでした。

レンガの積み方

レンガの積み方についての看板

旧北陸本線トンネル群 位置図

②葉原トンネル(はばら)

葉原トンネル

[/jin-img-shadow

長さ:974m  竣工:明治29年

信号機がついている2つのトンネルのうちの1つです。

昔は、トンネル内の路面も荒れて、電灯も暗く、車で走っていても何となく不安になるほどでした。しかし、今は整備が進んで、何の不安もないです。

旧北陸本線トンネル群 位置図

③鮒ヶ谷トンネル(ふながや)

鮒ヶ谷トンネル

長さ:54m  竣工:明治28年

旧北陸本線トンネル群の中では、一番短いトンネルとなっている。(小刀根トンネルは56m)

旧北陸本線トンネル群 位置図

④曽良地谷トンネル(そらじだに)

曽良地谷トンネル

長さ:399m  竣工:明治28年

結構長いトンネルであるが、電灯がなく、真っ暗の中、出口の明かりを頼りに走ることになる。

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑤第1観音寺トンネル(だいいちかんのんじ)

第1曽良地谷トンネル第1曽良地谷トンネル

長さ:82m  竣工:明治27年

このあたりからの敦賀湾の展望が素晴らしい。東浦地区の家並みもみることができる。

このトンネルの手前には、北陸自動車道の杉津PAがあるが、当時の杉津駅があったところになるようです。

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑥第2観音寺トンネル(だいにかんのんじ)

第2観音寺トンネル

 

長さ:310m  竣工:明治28年

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑦曲谷トンネル(まがりだに)

曲谷トンネル

長さ:260m 竣工:明治28年

曲谷トンネルからは3つのトンネルが連続している区間で、トンネルの中から次のトンネルが見えます。

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑧芦谷トンネル(あしたに)

芦谷トンネル

長さ:223m  竣工:明治27年

ほぼ直線のトンネルで、次の伊良谷トンネルが見えます。

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑨伊良谷トンネル(いらだに)

伊良谷トンネル

長さ:467m  竣工:明治28年

信号機がついているトンネルの2本目です。待ち時間約3分。トンネルが長いことと、途中でカーブしていて対向する車がトンネルに入ってきているかどうかがわからないためでしょう。

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑩山中トンネル(やまなか)

山中トンネル山中トンネル

長さ:1170m  竣工:明治29年

柳ヶ瀬トンネル(1352m)に次ぐ長いトンネルです。

出口横には、山中信号所スイッチバック延伸用トンネル(行き止まり)があります。

旧北陸本線トンネル群 位置図

⑪柳ヶ瀬トンネル(やながせ)

柳ヶ瀬トンネル

長さ:1354m  竣工:明治17年

福井県と滋賀県の県境に位置しており、自動車は信号機により一方通行となっている。大型車両と軽車両、歩行者は通行禁止となっている。

旧北陸本線トンネル群 トンネルカードトンネルカード配布マップ

⑫小刀根トンネル(ことね)

小刀根トンネル

長さ:56m  竣工:明治14年

現存する日本最古の鉄道トンネル。日本で最も量産されたD51型蒸気機関車(デゴイチ)は、このトンネルのサイズに合わせて作られたらしい。

旧北陸本線トンネル群 トンネルカードトンネルカード配布マップ

[blogcard url=”https://tosimizu.com/pcx_2/”]

上のツーリング動画で小刀根トンネルに立ち寄っています。

機材等

アクションカメラ

  • SONY アクションカム HDR-AS300(現在は生産が終了しています)

カメラ周辺機材

  • ActyGoネックレス式マウント

 
 
 
  • HAFOKO 変換アダプター (ゴープロ) 用(GP規格)三脚マウントアダプター(ソニーアクションカム用)

SONYのアクションカムをネックレスマウントに取り付けるために必要と思い、購入しましたが、ネックレスマウントに付属しているアダプターでも使用可能なようです。
 
  • 【Taisioner】自転車・バイク・オートバイ用クリップマウントウェアラブルカメラ・カメラ固定用 1/4”ネジ対応可能 2点位置の360度回転 (クリップマウント)

バイク周辺機材

  • Kaedear(カエディア) バイク スマホ ホルダー バイク用 クイックホールド 携帯ホルダー

 
  • デイトナ バイク用 USB電源 5V/2.4A ブレーキスイッチ接続 メインキー連動 USB-A 1ポート

 

まとめ

ツーリングについて

  • 今回のツーリングは、旧北陸本線跡を走行するということで、生活道路として使用しているとはいえ、ほとんど行き交う車はなく、のんびりと写真を取りながらツーリングをすることができました。
  • 夏場のツーリングということで、暑さが心配でしたが、走行中は風がたいへん気持ちよく、トンネルや山道での走行が多かったためか、暑さで困ることはなかったです。
  • 古いトンネルということで、照明も明るくはないのですが、トンネル内の道路や壁面等整備されており、不安を感じることはありませんでした。
  • 夏場でも、トンネル内はかなり気温が低く、涼しく別世界でした。暑い夏には最適なツーリングコースかもしれません。
  • ツーリングのルート上、柳ヶ瀬トンネルと小刀根トンネルは最後の方になりましたが、旧北陸本線としては、長浜方面からの順番で行くと、柳ヶ瀬トンネルと小刀根トンネルは最初になります。
  • 今庄から湯尾にかけての「湯尾トンネル」がまだ、行ったことがなく、次回には通ってみたいと思っています。
  • 昔は、国道8号の緊急避難的な迂回路としてしか、旧北陸本線のトンネルは意識がなかったですが、あらためて、近代化遺産としてPRしていくことが敦賀にとっても、福井県にとっても重要であると感じました。

バイク・機材について

  • 今回は、SONYのアクションカムをヘルメットの右側にマウントしての撮影をしてみました。
  • 今までは、ネックストラップマウントでの正面の撮影が中心でしたが、ドライバー視点の撮影ができないことが欠点でした。
  • 以前からもっていたSONYのアクションカム用のヘルメットマウントをKABUTO EXCEED DEUCEにつけることができましたので、今回使用しました。
  • 不安点は、ヘルメットが重たく感じるようになるのではないかという点と、右側にオフセットされるために、動画としてどうなのかという点です。
  • 結論として、重さの件については、ほとんど違和感を感じなかったのでオッケーでした。左側にインカムを今後付ける予定なので、バランスも良くなるのではないかと思います。
  • 右側にオフセットされた動画については、これも特に違和感を私は感じませんでした。ドライバー目線での撮影ができるのはやはりこれにまさるものはないと感じました。
  • ただ、細かいことを言うと、ヘルメットマウントにカメラを設置するときに、ヘルメットのシールドが写り込まないように位置調整をすることが必要なことと、カメラを吊り下げた状態がよいのか、正常にのせた状態でマウントするのが良いのかを今後検証していく必要があると感じました。
  • また、バッテリーでは、1時間も持たないので、USBケーブルをつかって、常時接続して撮影をすることもやってみて、問題点を洗い出したいと思います。
  • 動画に映っている、ハンドルマウントのGoProはマスクをしてなかったこともあり、動画はお蔵入りとなりました。

Youtubeツーリング動画

このツーリングまでに購入して、愛用している、ヘルメットやバイクのオプション・装備品等の詳しくは下記のブログをぜひご覧ください。

[blogcard url=”https://tosimizu.com/pcx125_option/”]

また、次回のツーリングブログは、「【シニアライダー】PCX125「おにゅう峠」ツーリング」です。こちらもぜひご覧ください。

[blogcard url=”https://tosimizu.com/onyuutouge/”]