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【Tosimizu日記】DeepSeekショックがもたらす未来:良いこと・悪いこと!

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皆さん、こんにちは。トシミズです。

「DeepSeek」って聞いたことありますか?

日米両国のApp Storeでダウンロード数No.1を記録しています。

それは何かというと「生成AIアプリ」です。

今日は、最近話題になっている「DeepSeekショック」について、わたしが感じたことをブログに書いてみました。

AI技術の進化と市場への影響について考える良い機会ですので、最後までお付き合いください。

DeepSeekショックとはなにか

DeepSeekショックとは、中国のAI企業DeepSeekが開発した高性能かつ低コストの生成AIモデルが引き起こした市場の混乱を指します。このショックの主な要因はAIによると次のようです。

  1. 低コスト開発: DeepSeekは、わずか8億円程度の予算で、OpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeに匹敵する性能を持つAIモデルを開発しました。これは、従来のAI開発コストを大幅に削減したことを意味します。
  2. 高性能: DeepSeekのAIモデルは、その反応速度、論理性、自然言語処理能力、執筆の質、推論能力などが高く評価され、OpenAIやMeta、Googleなどの米国の競合を上回る可能性があるとされています。
  3. 最新半導体不要: DeepSeekのAIモデルは、最先端のNVIDIAチップを使わずに開発されました。これは、高性能半導体への依存度が低いことを示しています。
  4. 市場への影響: この発表を受けて、米国株式市場ではAI関連銘柄が急落しました。特に半導体大手のNVIDIAの株価が大きく下落し、一時17%安となりました。
  5. 時価総額の大幅減少: NVIDIAの株価下落により、同社の時価総額が約6000億ドル(約93兆円)減少したと報じられました。
  6. グローバルな影響: このショックは米国市場だけでなく、アジア株式市場にも波及し、日本の日経平均株価やニュージーランド、シンガポールの株価指数も下落しました。

簡単に言うと、ショックの中身は「中国」、「安い」、「高性能」の3つのポイントでしょう。

アメリカは、今までに何兆円も開発に注ぎ込んできたけれど、もっと安く高性能なAIを中国が開発した。それも、高機能な最先端の半導体(NVIDIAチップなど)は必要ではなく、もっとリーズナブルな半導体でOKですよということです。

高機能で最先端の半導体を必要としない、AIの廉価版というAIの路線ができるのかもしれません。

良いこと:オープンソースでAIの進化が早まる

DeepSeekショックの良い点として、オープンソース(中身を公開し、自由に改変し使っても良い)であることが挙げられます。これにより、AIの進化が加速すると考えられます。

莫大な開発費を必要とせず、オープンソースであることから、AI技術を広い範囲で利用できる環境が整うということです。

これによって、AIの進化の速度が速まり、使用料もどんどん安くなっていくことが予想されます。

良いこと…

  • 競争の促進: 他のAI企業も技術開発を加速させるため、全体的な技術進化が早まる。
  • アクセスの拡大: 小規模な企業やスタートアップもAI技術を利用しやすくなる。
  • 技術の多様性: 多くの研究者や開発者によって改良が進み、新しい応用分野が開拓される。
  • 国際的な協力: 技術交流が活発になり、国際的な協力が進む。

悪いこと:株価の暴落につながる心配

一方で、DeepSeekショックには悪い影響も考えられます。特に、株価の暴落につながる心配が挙げられます。

今までは、AIの開発により、莫大な開発費が注ぎ込まれてきました。AIの開発には高性能な半導体が不可欠であることから、その開発費が半導体企業(NVIDIAなど)や半導体製造業に流れ込んで著しい業績を上げてきました。

半導体企業の業績の伸長が株価市場を押し上げる傾向が続いていました。

そこに、この「DeepSeekショック」です。大暴落に繋がらないことを願っています。

悪いこと…

  • 市場の混乱: 高性能なAIモデルが低価格で提供されることで、既存の大手企業のビジネスモデルに影響。
  • セキュリティリスク: AI技術が悪用されるリスクが高まる。
  • 技術格差: 先進国と発展途上国の間でAI技術の利用に格差が生じる。
  • 依存度の増加: AI技術に依存しすぎることで、技術トラブルや誤動作の影響を受けるリスク。

まとめ

今回のDeepSeekショックは、AI技術の進化と市場の動向に大きな影響を与えることが予想されます。良い点としては、オープンソースによる技術進化の加速やアクセスの拡大が挙げられますが、一方で市場の混乱やセキュリティリスクなどの悪影響も心配されます。

しかし、小規模の企業や個人の生成AIユーザーにとっては、悪いところよりも良いところのほうが多いような気がしています。

最先端の高機能な生成AIで高額な利用料が必要なものよりも、機能はそこそこでもリーズナブルに使うことができる生成AIの方がより広範囲に広がっていくんじゃないかと思っています。個人レベルとしては今回のことは歓迎されることかもしれません。

ただ、生成AIはまだローカルだけで使用することはできないらしいので、生成AIに指示したことはネットを通じてクラウド上で処理されてから、その答えがローカルに送られてくるようです。

したがって、個人情報や機密情報は生成AIにわたすことはたいへん大きなリスクを取ることになると思います。

その点だけは十分に注意して、生成AIを利用していく必要があると考えています。

アメリカはこの「DeepSeekショック」をどのように捉えて、今後どのように動いていくのかをしっかり注視していきたいと思っています。


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