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【IC-7300MK2で挑戦!デジタル無線①】IC-706MK2から次世代へ…デジタル無線に挑戦します

20251118日記(1200 x 675 px)
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1. 導入:新しい挑戦の幕開け

こんにちは。トシミズです。

新しいブログシリーズを始めることにしました。

アマチュア無線ネタなので、マニアックな内容です。

長きにわたり私のもとで活躍してくれたアマチュア無線機、

IC-706MK2との区切りをつけ、アマチュア無線の世界で進んでいる

「デジタルモード」の波に乗ってみようと思います。

アマチュア無線とは、「個人が趣味や技術的な興味に基づいて行う、全世界的な無線通信**」のことです。

ごく簡単にまとめると、以下のようになります。

📡 アマチュア無線の超基本

  • 目的個人的な趣味無線技術の研究のため。仕事や営利目的では使えません。
  • 手段:電波を使い、無線機を通して世界中の人と直接交信します。
  • 資格:楽しむためには、国家資格の「アマチュア無線技士」免許と「無線局免許」が必要です。
  • 愛称:アマチュア無線を楽しむ人を「ハム (Ham)」と呼びます。

🌟 アマチュア無線の魅力(何ができるの?)

  1. 世界中の人との交流(DX通信) 電波のコンディションが良ければ、地球の裏側の知らない人とも交信(QSO)が可能です。年齢、性別、国境を越えたコミュニケーションが最大の醍醐味です。
  2. 技術的な探求 既製品の無線機を使うだけでなく、アンテナを自作したり、無線機を改造したりして、どうすれば遠くまで電波が飛ぶかといった無線技術を研究・実験できます。これは「科学的な趣味」としての側面です。
  3. 災害時の社会貢献 携帯電話やインターネットなどのインフラが途絶えた災害時でも、アマチュア無線機は比較的独立して機能するため、重要な連絡手段として活躍することがあります(災害ボランティアなど)。
  4. グループ通話のような感覚 通話に通信料がかからず、誰かの会話に興味を持った人が自由に参加できるため、遠く離れた人たちとグループ通話のような感覚で楽しめるのも魅力の一つです。

携帯電話やインターネットが普及した現代でも、自分の力で電波を飛ばして世界と繋がるという達成感や、予測不能な電波の伝わり方を楽しむという点が、アマチュア無線が長年愛され続けている理由です。

本シリーズでは、新しいリグであるアイコムのHF帯の無線機

IC-7300の新型であるIC-7300MK2を購入し、

FT8FreeDVといったデジタル通信へ挑戦していく道筋を、

購入準備から、セットアップ、運用、そして試行錯誤まで、

ありのままにお伝えしていく予定です。

ic7300MK2
ic7300MK2 hamlifeより画像引用

現在、IC-7300MK2はまだ手元に届いておりませんというか、

まだ発売さえされていません、予約段階です(笑)

本予約がスタートして、IC-706MK2の価格がわかったところです(高い!!)

手元に届くのはいったいいつなのかもわかっていない状況です。

挑戦に向けた準備は整いつつあります。

まずは、私がこのデジタルモードへの挑戦を決意するに至った経緯を、過去の無線運用から振り返らせていただきます。


2. HFへの憧れとIC-706MK2との出会い(過去の物語)

免許取得と初期運用

私がアマチュア無線技士の免許を取得したのは、もう30年以上前のことです。

当初はハンディ機やモービル機を用い、430MHz144MHz50MHzといったVHF・UHF帯の運用が中心でした。

しかし、やはり多くの方がそうであるように、

私の中にも地球の遠方との交信が可能なHF帯への強い憧れがありました。

HF帯とは、「High Frequency(ハイ・フリークエンシー)」の略で、一般的に3MHzから30MHzの周波数帯を指します。別名「短波帯(たんぱたい)」とも呼ばれます。

この周波数帯の最大の特徴は、電波が上空の電離層(F層など)で反射される性質を持っていることです。

🌍 HF帯の大きな特徴

  • 長距離通信(DX通信)が可能 電波が地球と電離層の間を何度も反射しながら進む(スキップ伝播)ため、地球の裏側まで届くことがあり、小電力でも世界中の局と交信が可能です。
  • 不安定な伝わり方 電離層の状態は太陽活動や時間帯、季節によって大きく変化するため、電波の伝わり方(コンディション)が非常に不安定です。これが、アマチュア無線家にとっては醍醐味の一つでもあります。
  • 用途 アマチュア無線(特に遠距離通信)、国際放送、船舶・航空機との通信、気象情報通信などに利用されています。

アマチュア無線では、このHF帯を使って遠距離交信(DXing)を楽しむのが最も人気のある活動の一つです。

IC-706MK2の選定理由

IC-706MK2
IC-706MK2

「どうしてもHF帯に出たい」という思いから、新しい無線機を探す中で選んだのが、アイコムのIC-706MK2です。

HF帯から144MHzまでカバーできる汎用性の高さと、移動運用にも適したコンパクトな設計が魅力でした。当時の3級免許の出力上限である50W機の購入を決めました。

周辺機材と初期投資

本体に加え、知人から譲り受けたマルチバンドのバーチカルアンテナ

そしてSWR調整の不安から専用のアンテナチューナーを同時に購入しました。

リグを含め、当時の私にとっては大きな出費でしたが、新しい無線世界への期待が勝っていました。


3. 工夫と交信、そして遠ざかった時間(具体的なエピソード)

運用記録と思い出

IC-706MK2導入後は、主に7MHz21MHz50MHz144MHzを中心に、

全国各地の局長さんとの交信を楽しみました。

交信後のQSLカードの交換は、今思えば貴重な記録であり、楽しみの一つでした。

ユニークな工夫:一体型ベースのDIY

IC-706MK2
IC-706MK2

IC-706MK2とチューナーを移動運用で持ち運ぶ際、

二つがバラバラで不便を感じていました。

そこで、木製の板をベースとして、金具で2台を一体化させる工夫を施しました。

使用する環境に合わせて機器を最適化する作業は、とても楽しい時間でした。

運用から遠ざかる…

しかしながら、仕事が多忙になるにつれて、

アマチュア無線を運用する時間が減っていき、他の楽しみも見つかり、

知らず知らずのうちに無線機から遠ざかってしまいました。


4. 帰還と「デジタル化」の波(挑戦へのきっかけ)

リターン後の状況

退職後にアマチュア無線に復帰した際、無線界の大きな変化に驚きました。

長らく休止している間に、従来のCWやSSBに加え、

PCと無線機を連携させたデジタルモードが普及していたのです。

興味を持ったデジタルモード

特に目を引いたのは、微弱な電波でも交信が成立することで知られるFT8

そして従来のSSBよりもクリアな音質が実現できるFreeDVです。

これらの新しい通信方式に強い興味を持ち、

「ぜひ私も挑戦してみたい」と思うようになりました。

FT8 (エフティーエイト)

FT8は、アマチュア無線で現在最も人気のあるデジタルモードの一つです。

  • ⚡️ 極限の交信能力: ノイズに埋もれて通常の音声(SSB)では全く聞き取れないような、極めて弱い信号(低S/N比)でも、パソコンのソフトウェアが解析して交信を成立させることができます。
  • 🤖 自動的な定型文通信: 送受信は15秒ごとに時間が同期され、主にコールサイン、信号レポート、グリッドロケーターなどの定型的な情報だけを自動的にやり取りします。交信自体は約1分で完了します。
  • 🔭 遠距離通信(DX)のチャンス拡大: 小さなアンテナや低い出力でも世界中の局と交信できるチャンスが広がり、「アパマンハム(マンションなどで無線を楽しむ人)」にも人気です。

FreeDV (フリーディーブイ)

FreeDVは、**デジタル音声(Digital Voice: DV)**をHF帯などの狭帯域で送ることを目的としたフリーソフトウェアです。

  • 🗣 HF帯でのクリアな音声: 通常の音声通信(SSB)ではノイズやフェージング(電波の強弱変動)で聞き取りにくくなるHF帯において、音声をデジタル化し、誤り訂正を加えて送ることで、比較的クリアな音質で会話(電話通信)を可能にします。
  • 🖥 パソコンを使用: 無線機とパソコンを接続し、音声のデジタル化と変調・復調をソフトウェアで行います。
  • 🤝 人と人との会話: FT8が定型文のデータ通信であるのに対し、FreeDVは従来のSSBのように、オペレーター同士が自由な会話を楽しむためのモードです。

新リグ購入の決断

しかし、約30年前に製造されたIC-706MK2で最新のデジタル通信を行うには、

PC接続や設定に多くの課題が伴います。

デジタル通信への挑戦をスムーズに進めるため、

新しい無線機への買い替えを決断いたしました。


5. 相棒との別れと新しい挑戦の準備(売却の経緯)

ビネガーシンドロームとDIY修理

長らく使用していたIC-706MK2には、

経年劣化によるビネガーシンドローム(液晶パネルの視認性の低下)が発生していました。

ビネガーシンドローム
ビネガーシンドローム

新リグ購入の資金とするため、私は丁寧に液晶をDIYで修理し、

オークションサイト(ヤフオク)に出品しました。

落札価格を高めるためでもありましたが、長年連れ添った機器への感謝の気持ちでもありました。

新しい挑戦への準備

IC-706MK2は無事に落札され、次の使い手の方の元へ旅立ちました。

これにより、新しい挑戦のための資金を確保することができました。

落札価格は、思っていたより高額となり、嬉しく思いましたが、30年前の無線機がこの値段で売れることに驚きました。

これからIC-7300MK2を予約し、手元に届くのを待つことになります。

新しい機能への期待と、納期の不透明さが入り混じる、今は準備期間として捉えています。


6. まとめと次回予告

長年の相棒であったIC-706MK2には深く感謝しています。

これからは新しいIC-7300MK2と共に、

デジタル無線という「次世代の技術」を学び、新たなアマチュア無線ライフをはじめていきます。


📻 次回予告

次回は、新しいリグの選定理由であるIC-7300MK2について触れる前に、そもそも私が挑戦したいFT8FreeDVが具体的にどのような魅力を持つモードなのかを掘り下げていきます。

  • FT8の革新性:微弱な電波で交信を可能にする技術とは?
  • FreeDV:デジタル音声がもたらす交信のクリアさ

ぜひ、ご覧ください。


【本日の資産運用チェック】2025/11/18(火)現在

★★中国との関係がギクシャクするにつれて、株価も不安定になってきている感じがしています。エヌビディアの決算でまた、新たな動きが出るかな~📈😓」★★

本日の資産運用チェック前日比評価損益(1/1~)
楽天・オールカントリー-11,102円+382,320円
楽天・S&P500-2,445円+492,351円


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