「10年に一度」と言われても…また?
職場での同僚の会話、
「また『10年に一度の寒波』がやってくるんだって」
「え?この間も『10年に一度の寒波』がきてなかったっけ?」
確かに、2週間前も「10年に一度の寒波」と言われていたような…。
「え? 10年に一度のはずなのに、もう次が来るの?」
「『10年に一度の寒波』が何回も…?」
そんな疑問を持つのは、自然なことだと思います。
実際、最近は「10年に一度」「50年に一度」といった表現をよく耳にします。
でも、それが何度も起こると、「本当にその頻度なの?」と気になってきます。
そこで今回は、「10年に一度の寒波」とは何を基準に決められているのか、なぜこんなに頻繁に発生しているように感じるのかを調べてみました。
「10年に一度の寒波」って何?
まず、「10年に一度の寒波」という表現は、10年ごとに必ず1回発生する現象という意味ではないということです。
実は、これは気象庁や専門機関が過去のデータをもとに統計的な確率で決めているものです。
🔍 例えばこんなイメージ
「ジャンケンでグー・チョキ・パーを出す確率は3分の1」というのと似ています。
これは「3回に1回、必ずグーが出る」という意味ではありませんよね?
寒波も同じで、気象データを分析し、
「このレベルの寒波は、過去の統計では10年に1回程度の頻度で発生している」
という判断がされるだけなのです。
つまり、「10年に一度」というのはあくまで過去のデータに基づいた確率的な表現であって、「10年間は発生しない」「10年後に必ず来る」というわけではありません。
でも、なぜ最近「10年に一度」が頻発しているのか?
「10年に一度のはずなのに、最近多すぎない?」と思う理由はいくつかあります。
理由①:地域ごとの違い
例えば、北海道と九州では寒波の基準が全く違います。
北海道で「10年に一度の寒波」だったとしても、九州ではもっと頻繁に発生する規模かもしれません。
全国的なニュースでは「10年に一度」と言われても、それがどの地域基準なのかは意外と曖昧なのです。
理由②:基準となる統計が更新される
気象庁は30年ごとに「平年値(気候の基準)」を見直します。
地球温暖化や異常気象の増加によって、過去に「50年に一度」とされていたレベルの寒波が、現在の基準では「10年に一度」になっている可能性があります。
つまり、昔の「超レアな現象」が、今ではそれほど珍しくなくなっているのです。
理由③:気候変動による極端な気象の増加
近年、気候変動の影響で「極端な気象現象」が増えていると言われています。
特に日本では、
- 記録的な猛暑
- 豪雨や台風の大型化
- 突然の寒波
など、かつては珍しかった現象が頻発しています。
これは、気候変動によって**「統計的に珍しいはずの現象」が、実際にはもっと頻繁に起こるようになっている**からです。
じゃあ、これからの気象予報はどう受け止めるべき?
「10年に一度」と言われると、「10年に1回しか起こらない」と思いがちですが、実際には**「そのレベルの寒波が発生する確率が10年に1回程度」という意味**です。
つまり、
- 「10年に一度」でも連続で発生することがあり得る
- 「10年に一度」の基準自体が変わることもある
- 気候変動の影響で、「珍しい」とされる現象が増えている
ということを理解しておくと、ニュースの見方も変わるかもしれません。
まとめ:「10年に一度」をどう考える?
「10年に一度の寒波」が頻発する理由を調べてみると、
✅ 気象の統計的な表現であって、厳密な周期ではない
✅ 地域やデータの更新によって、頻度の感覚が変わる
✅ 気候変動の影響で、過去の基準が通用しなくなっている
といったことがわかりました。
どちらかというと、わたしは✅ 気候変動の影響で、過去の基準が通用しなくなっている というのがより納得できる理由だと感じています。
「10年に一度の寒波」ほどの珍しい寒波が頻繁に起こるような異常気象がおこっているということではないでしょうか?
地球温暖化がキーワードになっていますが、どちらかというと『異常気象』といったほうがピッタリだと考えています。
「10年に一度」と言われても油断せず、日々の天気予報をしっかりチェックして備えることが大切です!
ちなみに、皆さんは「10年に一度の寒波」という表現をどう思いますか?
「最近多すぎる!」と感じるか、「昔より寒波が厳しくなった?」と感じるか…
【本日の資産運用チェック】2025/02/17(月)現在
★★「週末から月曜日まではよこよこですね😊」★★
本日の資産運用チェック | 前日比 | 評価損益(1/1~) |
楽天・オールカントリー | 0 円 | +6,843円 |
楽天・S&P500 | 0 円 | -32,736円 |
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